【ワシントンD.C./米国 24日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は24日、5月にエジプトで開催されるイラク安定化会合で、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官がイランのマヌチェフル・モッタキ(Manouchehr Mottaki)外相と接触する可能性を示唆した。

■イランの核開発についての協議は行われない見通し

 米PBSテレビのインタビューで、ライス長官とモッタキ外相とのエジプトでの「二者協議」の可能性について質問されたブッシュ大統領は「あり得るかもしれない」と答えた。

 一方、外相協議での議題はイラク問題に限られ、米国が「核兵器製造の隠れみのだ」と非難を続けているイランの核開発プログラムについては触れられない見通しだ。イランは出席に関する回答を留保している。

 ブッシュ大統領はインタビューの中で「イランへのメッセージはもちろん、『イラクへ武器を送るな』だ。それにより、駐留米軍への攻撃も止み、イラクの若い民主主義が育つことが可能となる。それが、ライス長官が携えるイランへのメッセージだ」と述べた。

■イラク安定化会合により現政権を国際的に支援

 イラク安定化会合は5月3、4日の2日間、エジプトの保養地、シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で、国連常任理事国5か国および主要8か国(G8)首脳会議の参加国とイラク近隣諸国の閣僚らが参加し行われる。

 ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相の政権に対する支援策や、武装勢力の孤立化をはかり、イラクの混乱を収拾させる方策を協議する。

 ブッシュ大統領は、「イラク政権の国際的信頼を高める会議に、米国から代表を派遣することは、この上ない喜びだ」と語った。
 
 写真は23日、ワシントンD.Cのホワイトハウスで、大統領執務室へ向かうブッシュ大統領とライス国務長官。(c)AFP//Jim WATSON