【リロングウェ/マラウイ 23日 AFP】米国人歌手のマドンナ(Madonna)が養子縁組をしたDavid Bandaちゃんと共に22日、6日間に及ぶ孤児院などへの訪問を終えてロンドンに帰国した。

 Davidちゃんを抱き、娘のルルド(Lourdes)ちゃんとお付の人と共に2台の車でカムズ国際空港(Kamuzu International Airport)に到着したマドンナは、プライベートジェットで帰国の途についた。

 マドンナは、空港に集まった報道陣に口を開くことはなかった。

 今回の訪問は2006年10月にDavidちゃんと養子縁組を行って以来初めて。

 マドンナはDavidちゃんを連れて、Davidちゃんが育った孤児院を訪問。またストリートチルドレンや国営のリハビリテーションセンターに入所している売春婦との交流も行った。

 アフリカの貧しい国の一つであるマラウイで、マドンナは常に大勢の観衆とメディアの注目を集めていた。Davidちゃんの養子縁組に関して国外で非難が広がったが、地元の人々は今回の訪問を歓迎しておりマラウイという国の存在を知らせるチャンスであるとしている。

 「彼女のお陰で、国外の人がマラウイのことを知ろうとし始めたことは明らかです」とマドンナが滞在したロッジの近くに住むMest Sinatiさんは話す。

 「裕福な人たちは、私たちのような貧しい人々を助けている彼女を見習うべきです」とも付け加える。

 今回の訪問で、Davidちゃんと健在する父親のYohaneさんは感動的な再会を果たした。

 今回マドンナは新たに女の子を養子にする計画があるとの報道もされたが、後にマドンナの広報担当が否定している。

 写真は、16日、Mtanga村を訪問するマドンナ。(c)AFP/AMOS GUMULIRA