【アブジャ/ナイジェリア 23日 AFP】大統領選挙の最有力候補の1人であるアチク・アブバカル(Atiku Abubakar)副大統領は22日、21日に実施された投票に不正があったとして、大統領選挙のやり直しを強く訴えた。海外の選挙監視団も、不正および一部の投票所での混乱を指摘している。

 首都アブジャ(Abuja)で同副大統領は報道陣に対し、「わたしは選挙結果を認めない」と宣言した。

 選挙の不正や一部の地域で流血の事態が発生したとの報道を受け、欧州連合(EU)の議長国・ドイツは、「全有権者が自由かつ安心して投票できたわけではない」と憂慮する声明を発表した。

 一方、野党勢力による批判の矢面に立っているMaurice Iwu選挙管理委員長は、そうした報道を否定。「選挙は自由かつ公正に行われ、問題はなかった」と主張した。

 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の監視員も、選挙は「自由かつ公正」とまではいかないが「かなり満足のいくものだった」とAFPに語った。

 しかしながら、英連邦をはじめとする欧米の監視団は、投票に「重大な欠陥」があったと指摘。民主主義擁護団体である米国の共和党国際研究所(International Republican Institute、IRI)は、投票は前回(2003年)と前々回(1999年)のレベルにも達していない、とコメントした。選挙結果は、23日に発表される。

 写真は21日、西部の街Jimetaで投票するアブバカル副大統領。(c)AFP/NAN