菊地凛子 日本人女優の海外でのイメージを語る - 東京
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【東京 19日 AFP】映画「バベル(Babel)」で第79回アカデミー賞(The 79th Annual Academy Awards)の助演女優賞にノミネートされた菊地凛子(Rinko Kikuchi)が18日、日本人女優の海外でのイメージについて語った。
現在26歳の菊地凛子は、「バベル」に出演するまで全く無名の女優だったが、同映画に出演するとその演技力が認められ世界的評価を獲得した。
菊地はジャパン・タイムスのインタビューで「私は日本人女優がセルロイドのように薄く弱々しく見えると言われました。海外の女優たちが強く自己主張することに関して私もしばしば不愉快に感じることもありましたが、日本人女優が弱く見えるということは本当であると私は思っています。過度の謙遜を評価することはこの国の文化の一部なのでしょう。」と海外での日本人女優のイメージについて語った。
アカデミー賞7部門にノミネートされた「バベル」は、ブラッド・ピット(Brad Pitt)やケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)も出演しており、グローバル化する現代社会における文化の衝突を描いた複雑なストーリー展開でセリフにも5言語が使用されている。
菊地は、「バベル」で母親を亡くし、その痛みと戦い次第に露出衝動に駆られる聴覚障害の女子高生チエコ役を熱演しており、この役の為に菊地は手話を習得している。
さらに、役柄について質問を受けた菊地は「私は誰でもこの役を演じることが出来るなら、この役は私が演じなければならないと感じました。説明は上手く出来ませんがこの役は私でなければなりませんでした。」と、役への思いを語った。
メキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)が監督を務めた「バベル」は、4月28日に日本で劇場公開される。
写真は、第79回アカデミー賞に姿を見せる菊地凛子(2007年2月25日撮影)。(c)AFP/Getty Images
現在26歳の菊地凛子は、「バベル」に出演するまで全く無名の女優だったが、同映画に出演するとその演技力が認められ世界的評価を獲得した。
菊地はジャパン・タイムスのインタビューで「私は日本人女優がセルロイドのように薄く弱々しく見えると言われました。海外の女優たちが強く自己主張することに関して私もしばしば不愉快に感じることもありましたが、日本人女優が弱く見えるということは本当であると私は思っています。過度の謙遜を評価することはこの国の文化の一部なのでしょう。」と海外での日本人女優のイメージについて語った。
アカデミー賞7部門にノミネートされた「バベル」は、ブラッド・ピット(Brad Pitt)やケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)も出演しており、グローバル化する現代社会における文化の衝突を描いた複雑なストーリー展開でセリフにも5言語が使用されている。
菊地は、「バベル」で母親を亡くし、その痛みと戦い次第に露出衝動に駆られる聴覚障害の女子高生チエコ役を熱演しており、この役の為に菊地は手話を習得している。
さらに、役柄について質問を受けた菊地は「私は誰でもこの役を演じることが出来るなら、この役は私が演じなければならないと感じました。説明は上手く出来ませんがこの役は私でなければなりませんでした。」と、役への思いを語った。
メキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro Gonzalez Inarritu)が監督を務めた「バベル」は、4月28日に日本で劇場公開される。
写真は、第79回アカデミー賞に姿を見せる菊地凛子(2007年2月25日撮影)。(c)AFP/Getty Images