旧アウシュビッツで「生者の行進」、ホロコースト犠牲者追悼に数千人参加 - ポーランド
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【オシフィエンチム/ポーランド 16日 AFP】 ポーランド南部オシフィエンチム(Oswiecim)郊外にある旧ナチス(Nazi)のアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)元強制収容所で16日、ホロコースト(Holocaust、ナチスのユダヤ人大量虐殺)の犠牲者を追悼する毎年恒例の行進が行われ、数千人が参加した。イスラエルの十代の若者も多く出席した。
アウシュビッツ・ビルケナウ元強制収容所は、ナチス総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の反ユダヤ主義思想に基づき「最終的解決」と銘打たれたユダヤ人絶滅計画の象徴。
毎年春に行われるこの行進は「生者の行進(The March of the Living)」と呼ばれ、悪名高い「働けば自由になる(Arbeit macht Frei)」のスローガンが書かれたアウシュビッツ収容所入り口の門から、レンガ造りの収容所施設を通過し、ビルケナウのガス処刑室と火葬場まで、収容者たちが死へ向かってたどった約3キロメートルを歩く。
16日はイスラエルからラフィ・エイタン(Rafi Eitan)年金問題担当相が出席し、行進を率いた。エイタン氏は同国の対外情報機関モサド(Mossad)の工作員だった1960年代、「ユダヤ人問題最終的解決」の責任者の1人でアルゼンチンに潜伏中だったナチス戦犯、アドルフ・アイヒマン(Adolf Eichmann)元ナチス親衛隊中佐の誘拐作戦を指揮した。
「生者の行進」の主催者らは行事の目的について、虐殺された人々を追悼するのみならず、「ユダヤの民の不死の魂について証言するため」だと述べる。
行進は、今年のイスラエルのホロコースト記念日(Holocaust Remembrance Day)にあたる15日の日没に開始された。夜にはイスラエルのユリ・タミール(Yuli Tamir)教育相に付き添われた同国の若者約3000人が、現在はポーランド国立オシフィエンチム博物館となった収容所のガス室跡に集い、ユダヤ教の喪の祈りを唱えた。
「生者の行進」は第2次大戦終了から約40年後の1988年、ナチスによるユダヤ人虐殺はなかったと主張する人々に反論するために開始された。当初は1年おきに開催され、参加者はユダヤ人に限られていたが、1995年から毎年の開催となり、90年代には初めてすべての宗教から指導者らを招いた。
写真はハンガリーでのホロコーストから63周年を迎えた15日、ブダペスト(Budapest)のユダヤ教の教会前にともされたキャンドル。ハンガリーからはナチスにより、ハンガリー系ユダヤ人約60万人がオーストリアやドイツ、ポーランドの強制収容所に送られた。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK
アウシュビッツ・ビルケナウ元強制収容所は、ナチス総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の反ユダヤ主義思想に基づき「最終的解決」と銘打たれたユダヤ人絶滅計画の象徴。
毎年春に行われるこの行進は「生者の行進(The March of the Living)」と呼ばれ、悪名高い「働けば自由になる(Arbeit macht Frei)」のスローガンが書かれたアウシュビッツ収容所入り口の門から、レンガ造りの収容所施設を通過し、ビルケナウのガス処刑室と火葬場まで、収容者たちが死へ向かってたどった約3キロメートルを歩く。
16日はイスラエルからラフィ・エイタン(Rafi Eitan)年金問題担当相が出席し、行進を率いた。エイタン氏は同国の対外情報機関モサド(Mossad)の工作員だった1960年代、「ユダヤ人問題最終的解決」の責任者の1人でアルゼンチンに潜伏中だったナチス戦犯、アドルフ・アイヒマン(Adolf Eichmann)元ナチス親衛隊中佐の誘拐作戦を指揮した。
「生者の行進」の主催者らは行事の目的について、虐殺された人々を追悼するのみならず、「ユダヤの民の不死の魂について証言するため」だと述べる。
行進は、今年のイスラエルのホロコースト記念日(Holocaust Remembrance Day)にあたる15日の日没に開始された。夜にはイスラエルのユリ・タミール(Yuli Tamir)教育相に付き添われた同国の若者約3000人が、現在はポーランド国立オシフィエンチム博物館となった収容所のガス室跡に集い、ユダヤ教の喪の祈りを唱えた。
「生者の行進」は第2次大戦終了から約40年後の1988年、ナチスによるユダヤ人虐殺はなかったと主張する人々に反論するために開始された。当初は1年おきに開催され、参加者はユダヤ人に限られていたが、1995年から毎年の開催となり、90年代には初めてすべての宗教から指導者らを招いた。
写真はハンガリーでのホロコーストから63周年を迎えた15日、ブダペスト(Budapest)のユダヤ教の教会前にともされたキャンドル。ハンガリーからはナチスにより、ハンガリー系ユダヤ人約60万人がオーストリアやドイツ、ポーランドの強制収容所に送られた。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK