【ロンドン/英国 16日 AFP】英国の自動車ブランド「MG」を所有する南京汽車(Nanjing Auto)は、今後2年間で英国と欧州における年間の販売水準を、MGが清算される以前の水準まで上げる計画だ。同社の英国責任者が16日に公開されるインタビューで語った。

 Wang Hongbiao氏(44)がフィナンシャル・タイムズ(Financial Times)に語ったところによると、南京汽車は2009年までにスポーツカーを開発し、最終的には米国市場への参入も目指す。

 「私たちはこのプロジェクトに愛情と情熱を注ぎ込んでいます。きっと成功するでしょう」とWang氏は通訳を介してフィナンシャル・タイムズに語った。もっとも同紙によればWang氏は英語が堪能である。

 南京汽車は2009年までに「ブランドに合う良いスポーツカー1車種を開発、次のモデルでは米国市場に参入できるかもしれません」とWang氏は話す。

 Wang氏は、かつてMGローバー(MG Rover)の製造拠点だったイングランド地方中央部のバーミンガム(Birmingham)南郊のロングブリッジ(Longbridge)工場への強い想いも明かした。

「ロングブリッジこそ、このプロジェクトの中核です。MGのブランドが産まれた場所なのですから」。

 「MGのブランドが存在する限り、ロングブリッジはMGプロジェクトで最も大きい役割を果たし続けるでしょう」。

 1947年に自動車生産を始めた南京汽車は、 伝説的ともいえる人気を誇ったMiniJaguarなどで知られるMGローバーグループを2005年7月に買収した。

 南京汽車は経営が行き詰ったMGローバーの製造ライン、エンジン技術、そしてMGZR、MGZS、MGZTなど多くのモデルを5300万ポンド (1億300万ドル、約125億円)で2005年7月に買収した。この買収により英国資本の自動車メーカーは消滅した。

 写真はMG車のエンブレム(2005年4月7日撮影)。(c)AFP/MAX NASH