【ナジャフ/イラク 16日 AFP】イスラム教シーア(Shiite)派の反米指導者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師の支持者グループ、統一イラク同盟サドル師派の閣僚6人が、辞任する意向が明らかとなった。同グループの議員が15日、AFPに対して伝えた。

 同派議員のSaleh Hassan Issa al-Igaili氏は、サドル師派はイラク国内から米軍が撤退する期限を明示するよう求めており、その手段として議会からの離脱を決定したと述べた。マリキ政権は閣僚6人のほか、275議席のイラク連邦議会のうち32議席がサドル師派の議員で構成されている。

 反米主義の指導者として知られているサドル師は、2003年にサダム・フセイン(Saddam Hussein)政権が崩壊して以来、同国内に駐留する米国に対して強い反対を示している。また同派は、イラクと米軍がバグダッドで継続して展開している共同の掃討作戦にも反対しており、同派のマハディ(救世主)軍(Mahdi Army)は、米主導の政府軍からの逮捕を逃れるため、バグダッドから撤退した。

 サドル師派の議員らは、ヨルダン(Jordan)で行われたマリキ首相とジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の首脳会談に反対し、2006年11月29日から今年1月後半までの約2か月間、議会への出席をボイコットした。

 写真は、聖地ナジャフ(Najaf)で記者会見するサドル師。(2006年7月31日撮影)(c)AFP/QASSEM ZEIN