【ドバイ/UAE 15日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と関連するスンニ派(Sunni)グループが14日、イラク人兵士と政府職員20人を拉致し、48時間以内に要求が満たされなければ、人質を殺害するとの声明をインターネットを通じて発表した。

 「イラク・イスラム国家(Islamic State of Iraq)」と名乗る犯行グループは、同グループが拉致したとする茶色と青の制服を着用した人質が、目隠しと手錠をされている様子の静止画を公開。内務省の収容所に拘束されている同胞の解放を要求した。

 同グループはヌーリ・マリキ(Nouri al-Maliki)首相に対し、48時間以内に要求が入れられなければ人質は神に裁かれるとしている。

 犯行グループはまた、北部の都市タルアファル(Tal Afar)の同胞を追放し、殺害、さらに女性の同胞に対して性的暴行を加えた内務省職員全員の身柄の引き渡しも求めている。

 性的暴行を受けたとされるSabrin al-Jarabiさん(仮名)が、内務省職員に性的暴行を受けたと語る様子がアラブ諸国で放送され、同省は痛烈な批判を受けている。

 スンニ派指導者らの大半がJarabiさんの訴えは信用できるとする一方で、マリキ首相は暴行事件について、バグダッドの治安強化策開始を受けてスンニ派の一部の政治家らがでっち上げたものだとしている。
 
 写真は、拉致されたとされる兵士と政府職員たち。テロ対策機関の「Search for International Terrorist Entities (SITE)」が提供。(c)AFP/SITE Institute