【カルバラ/イラク 15日 AFP】シーア派(Shiite)聖地カルバラ(Karbala)の聖廟(せいびょう)付近で14日、車両爆弾を用いた自爆攻撃が発生し少なくとも34人が死亡、数十人が負傷、そのうち12人が重傷を負った。同市知事は国営テレビを通じ、「周到に計画され、人ごみを標的にした攻撃」だったと語った。

 事件発生直後にイラク軍の関係者は死亡者数を47人、また現地の治安当局は40人が死亡したと発表していたが、これを下方修正するかたちで同市知事が伝えた。

 爆発現場は「フセイン・モスク」から約200メートル離れた市場で、近くには検問所が設置されている。毎年3月にはシーア派の伝統的宗教行事であるアーシューラー(Ashura)に数十万人の巡礼者が訪れる。

 また同日、バグダッドでは自爆攻撃により10人が死亡、その他の地域でも攻撃による犠牲者が13人以上出ており、14日の死亡者数は国内全土で57人以上に上っている。

 12日にもバグダッドの厳重警戒地域グリーンゾーン(Green Zone)にある議会ビル内のカフェテリアで自爆攻撃が発生しており、国内の深刻な治安悪化が形となって現れている。

 写真は同日、カルバラの事件現場で炎上する車両。(c)AFP/MOHAMMED SAWAF