【バグダッド/イラク 13日 AFP】イラク議会の議員によると、イラク連邦議会内の食堂で12日に発生した自爆テロ事件を受けて、議会が13日、緊急招集されることになった。この自爆テロで、議員ら8人が死亡し、23人が負傷している。

 スンニ派のMithal al-Alusi議員はAFPに対し「議会は13日午後に開かれることになっている」と述べた。Alusi議員によれば、開会が午後になるのは議員の多くが負傷者や死亡した人の遺族との面会に忙殺されているためだという。

 今回の事件は、政府施設が集中する厳重警備地域「グリーンゾーン(Green Zone)」で発生したものとしては、イラク戦争開始以降、最悪のものとなる。同地区の警備のほころびとしても、最大のものといえる。

 スンニ派のマハムード・マシュハダニ(Mahmud Mashhadani)議長は12日、国営テレビに対し、13日に議会を開催し、自爆テロを非難すると語った。

 写真は12日、戦闘で破壊された建物の残骸が残るバグダッド市内。(c)AFP/MAURICIO LIMA