【イスラマバード/パキスタン 13日 AFP】ペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領によるIftikhar Muhammad Chaudhry最高裁長官の職務停止への抗議活動が活発化する中で、治安部隊が抗議活動の大規模な取り締まりを行ったことにより、新たな抗議デモへと発展した。イスラマバード(Islamabad)では13日、3000人規模の抗議デモが行われた。

 Chaudhry最高裁長官の第4回公判が行われている最高裁前で、司法関係者や野党議員らは、警棒をかざした機動隊らが待機するなか、「ムシャラフは政権を去れ!」、「ムシャラフは米国の飼い犬だ」などと叫び、軍事クーデターで政権の座についたムシャラフ大統領の辞任を求めた。

 Chaudhry最高裁長官は、息子を警察トップに起用させたり高級車を買いあさるなどの職権乱用嫌疑がかけられている。長官本人は容疑を否認している。ムシャラフ大統領は、政権から独立した司法判断を行ってきたChaudhry最高裁長官を、「職権乱用の疑いがある」として、3月9日、職務停止処分とした。

 しかし、処分は全国規模の抗議活動に発展。処分から1か月を過ぎても抗議活動が収まる気配はなく、政権危機に発展しかねない状態だ。

 Chaudhry最高裁長官を乗せた車両が裁判所に到着すると、真っ白なワイシャツに黒いスーツ姿の弁護士らが、黒旗を手に車に駆け寄り、車両の屋根によじ登るなどした。

 写真はイスラマバードで13日、最高裁前でムシャラフ大統領の肖像を燃やして抗議する野党「パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(Pakistan Muslim League-Nawaz、PML-N)」のメンバー。(c)AFP/Aamir QURESHI