【フェニックス/米国 12日 AFP】2006年12月に薬物違反で逮捕され起訴されていたボクシングの元統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(Mike Tyson)が、8月に裁判にかけられることが明らかになった。

 マリコパ郡上級裁判所によると、タイソンは昨年12月にアリゾナ州、スコッツデール(Scottsdale)でナイトクラブからの帰宅途中に警察に止められ、洋服のポケットと車からコカインが発見された。

 またタイソンは1月下旬に、薬物所持罪の重罪と2回の薬物影響下による車の運転という軽犯罪の無罪を主張していた。

 12日に行われた公聴会でタイソンの弁護士のRichard Schonfeld氏は、この件の証拠全部に目を通す為に1カ月の裁判延期を求めた。この要求が認められ、タイソンの裁判は8月20日に行われる事が決定した。

 ある報道官の話では、検察側はタイソンにかけられている全ての嫌疑が有罪となった場合、最大で7年半の実刑判決を見込んでいるしている。

 タイソンは1992年にインディアナポリ(Indianopolis)のホテルの1室で美人コンテストの優勝者をレイプして有罪となり、3年間服役をしている。

 また1999年にはメリーランド州ボルチモア(Baltimore)で二人の運転手を暴行したとして、9カ月の服役を余儀なくされている。

 タイソンはかつてヘビー級で最年少王者に輝き、誰にも倒せないとされていたが、1997年に行われたイベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)との対戦で、ホリフィールドの耳を噛み付け1年の追放処分を受けるなど終盤のキャリアはたびたび物議を醸している。

 写真は、記者会見に参加するタイソン(2006年3月16日撮影)。(c)AFP/ANDREW YATES