【イスラマバード/パキスタン 12日 AFP】パキスタン政府筋によると、ロシアの首相として初めてパキスタンを訪問しているロシアのミハイル・フラトコフ(Mikhail Fradkov)首相とシャウカット・アジズ(Shaukat Aziz)パキスタン首相が12日、イスラマバード(Islamabad)で会談する。露パキスタン間の貿易および経済関係強化に向け、「掘り下げた協議」を行うという。

 フラトコフ首相は前日11日の夕刻にイスラマバード入りした。今回の訪問は、2003年2月のペルベズ・ムシャラフ(Pervez Musharraf)大統領のロシア訪問を補完するもので、3日間の予定でパキスタンに滞在する。その間、フラトコフ首相とムシャラフ大統領との会談や、パキスタン経済界首脳らとの懇談も予定されている。

 パキスタン外務省の声明によると、フラトコフ首相の訪問の主要目的は、両国間相互利益の確立に向けた実質的な経済課題を明確にする点にある。両首相は、鉄道技術協力、麻薬密輸対策、文化、教育、スポーツ、科学分野での交流促進などに関する合意文書に署名する予定。

 ロシアとパキスタン間の貿易総額は5億2000万ドル(約620億円)に上るが、現状はロシア側の利益が大きい。しかし、パキスタンの外務省は、石油、ガスなどのエネルギー分野や、石炭、火力、水力発電所建設などにおけるロシアとの協力は、将来的にも「有望」だとしている。また、「強固な基盤を元に、強力な二国間関係を築いていく」と、ロシアとの発展的関係を強調した。

 写真はイスラマバードで11日、フラトコフ首相訪問に合わせ掲げられたロシア、パキスタン首脳の肖像写真。左からウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領、フラトコフ首相、アジズ首相、ムシャラフ大統領。(c)AFP/Farooq NAEEM