作家カート・ヴォネガット氏死去、ニューヨークタイムズが報じる - 米国
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【ニューヨーク/米国 12日 AFP】米国の作家カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut)氏が10日遅くに死亡したと11日、ニューヨークタイムズ(New York Times)がウェブサイトで報じた。84歳だった。長年の友人によればヴォネガット氏は数週間前に頭を負傷していたという。
同氏は第二次大戦中に捕虜として囚われていたドレスデン(Dresden)で連合軍の大空襲を生き延びた体験にもとづく独自の作風のSF小説やブラックコメディで知られている。ヴォネガット氏は多くの人が20世紀最良のアメリカ小説のひとつにあげる「スローターハウス5」(Slaughterhouse-Five)や「猫のゆりかご」(Cat's Cradle)、「チャンピオンたちの朝食」(Breakfast of Champions)の著者。
インディアナ州インディアナポリス(Indianapolis)出身で1922年生まれのヴォネガット氏は、第二次大戦中の1945年、「バルジの戦い」の後ドイツ軍に捕らえられた。連合軍の大空襲が始まった時、彼はドレスデンの地下食肉保存庫にいた。全市を壊滅させた空襲で生き残った7人の米国人の捕虜のなかに、ヴォネガット氏も含まれていた。この体験をもとにした「スローターハウス5」はベトナム戦争で騒然とする米国で1969年に出版され、賞賛を集めた。
ドレスデンの地下食肉処理場で「時間から切り離された」兵士の、形而上学的で人間主義的な物語はこの印象的なフレーズで始まる。「All this happened, more or less,(ここにあることは、まあ、大体そのとおり起こった)」(伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫)
写真は、「アウェイク・アンド・シング(Awake and Sing)」の公演初日にベラスコ・シアター(the Belasco Theater)を訪れたヴォネガット氏。(c)AFP/Getty Images Brad Barket
同氏は第二次大戦中に捕虜として囚われていたドレスデン(Dresden)で連合軍の大空襲を生き延びた体験にもとづく独自の作風のSF小説やブラックコメディで知られている。ヴォネガット氏は多くの人が20世紀最良のアメリカ小説のひとつにあげる「スローターハウス5」(Slaughterhouse-Five)や「猫のゆりかご」(Cat's Cradle)、「チャンピオンたちの朝食」(Breakfast of Champions)の著者。
インディアナ州インディアナポリス(Indianapolis)出身で1922年生まれのヴォネガット氏は、第二次大戦中の1945年、「バルジの戦い」の後ドイツ軍に捕らえられた。連合軍の大空襲が始まった時、彼はドレスデンの地下食肉保存庫にいた。全市を壊滅させた空襲で生き残った7人の米国人の捕虜のなかに、ヴォネガット氏も含まれていた。この体験をもとにした「スローターハウス5」はベトナム戦争で騒然とする米国で1969年に出版され、賞賛を集めた。
ドレスデンの地下食肉処理場で「時間から切り離された」兵士の、形而上学的で人間主義的な物語はこの印象的なフレーズで始まる。「All this happened, more or less,(ここにあることは、まあ、大体そのとおり起こった)」(伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫)
写真は、「アウェイク・アンド・シング(Awake and Sing)」の公演初日にベラスコ・シアター(the Belasco Theater)を訪れたヴォネガット氏。(c)AFP/Getty Images Brad Barket