【上海/中国 12日 AFP】スウェーデンの人気アパレルメーカー『H＆M』が12日、中国本土初となる上海店をオープンした。国際的なファッションブランドが、その門戸を中国に広げ始めている。

　『H＆M』最高経営責任者のロルフ・エリクセン(Rolf Eriksen)氏は「中国の皆さんに、他には負けない価格のファッションとクオリティをお届けできることを誇りに思います。多大なる発展の可能性を秘めた中国は、戦略的にも重要な位置を占めており、かつ刺激的なマーケット。私たちは、この新しいマーケットを将来的な成長を含め恰好の投資と考えいています」と語る。

　トレンドに敏感な若者をターゲットにした『H＆M』は、世界28か国に1400もの店舗を持つ。先月10日に東アジア初となる香港店をオープンしたばかり。

　今月25日には同じく上海の正大広場に新店舗をオープンし、今年中にさらに3つの店舗を手がける予定だ。
　
　高い経済成長率を記録し、自由に使うことのできる収入額が増えた中国国民をターゲットに、世界の高級ファッションブランドも上海、北京、広州といった 主要都市から、杭州や蘇州にまで次々と出店している。写真は、香港市内の電車側面に印刷された『H＆M』の広告（2007年3月10日撮影）。(c)AFP/ TENGKU BAHAR