仏大手流通PPRによる独スポーツ用品メーカー「プーマ」買収劇、同業他社にも影響か - フランス
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【パリ/フランス 11日 AFP】グッチ(Gucci)やイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)などの高級ブランドを傘下に置く仏流通大手PPR(Pinault-Printemps-Redoute)が10日、独スポーツ用品メーカー大手のプーマ(Puma)に対し、「友好的な」買収を行うことを明らかにした。プーマ社は世界第3位のスポーツ関連用品メーカーであり、その売り上げは50億ユーロ(約8千億円)を超える。
■同業他社にも影響及ぼすか
プーマ社の株価は、PPRが27.1%取得することを明らかにした後、株式市場・前場で上昇。
「今回の取得に続き、プーマ社に対し、1株あたり現金330ユーロ(約53000円)で買収を提案する」と、PPRは明らかにした。
PPRによる買収は、世界で指折りの規模を誇るスポーツ用品メーカーであり、独アディダス(Adidas)と米ナイキ(Nike)などのライバルとも言える同社に変革をもたらすことが予想される。
1990年代に、同社は経営危機に陥ったものの、昨年の売上高は24億ユーロ(約3842億円)を記録。さらに最近では、スポーツ界の名選手のスポンサーを務めている。
フランス人実業家フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)が経営する流通大手PPRは、持ち株会社独メイフェア(Mayfair Beteiligungsfondsgesellschaft)のヘルツ(Herz)家が所有するプーマ株27.1%を、買収することに合意している。
株式市場の前場では、独MDAX株式指数のプーマ株価は29.52ユーロ(約4643円)に上昇。1.11%上昇の10,589,04のMDAX株式指数で9.39%高い343.77ユーロ(約54883円)を記録した。
■買収提示額は約9000億円!
合計で172億3400万の株を所有するPPRだが、同社が提示したプーマ株は57億ユーロ(約9120億円)。しかしながら、最終的に提示された金額は53億ユーロ(約8480億5300万円)にとどまった。
PPRは年間179億ユーロ(約2兆8100億円)の売上を記録し、従業員数は7万8000人と流通業界最大の規模を誇る。
今年3月、PPRは現金10億ユーロ(約1570億円)以上を保持しており、他グループに入札するとすれば十分な運用資金を提供する用意ができている、と買収の計画を示唆していた。
すでに大きな波紋を呼ぶことが予想されている今回の買収は、「売上上昇と収益性の改善、さらには一株ごとの純利益といった面で、我が社に有益なものとなるだとう」と、PPRは声明の中で述べている。
■人事面の変化はなし
プーマ社は声明の中で、「財政的にも強力であり、国際的に活躍する一流企業」のサポートを得ることとなる今回の提案を喜んで受け入れる意向を述べている。
同社はさらに、「世界有数の流通大手であるPPRの位置づけ、一流ブランドの有力な製品ライン、そして流通ビジネスにおけるエキスパート的存在が有益なものとなり、PPRとのパートナーシップが最高のものとなることを確信している」と付け加えた。
また、同社はPPRが提示した買収値について、「PPRの提案は大変喜ばしいものであり、提示された330ユーロという値は公平だ」と、合意に満足している様子を述べた。
しかしながら、販売業者の中には、業界最大のPPRが提示する値段としては不十分だという意見もある。
フランクフルト(Frankhurt)を拠点にする販売業者は、「私たちは、一株330ユーロという値段がもう少し上がることを期待しています。」と述べる。
米系金融企業メリル・リンチ(Merrill Lynch)社のアナリストによると、現在交渉が進んでいる57億ユーロという金額が、プーマと並ぶ企業グループのものとあまり変わらないことから、PPRはその値を上げざるを得ない可能性が高いという。
また、PPRは今回の買収によって、人事削減が行われる予定はないとしている。「今回の取引において、人事面での変化は予定していません」と、PPR社のCEOを務めるピノー氏は述べた。
写真は11日、ドイツの地元経済紙の一面を飾るプーマ買収の記事。(c)AFP/TIMM SCHAMBERGER
■同業他社にも影響及ぼすか
プーマ社の株価は、PPRが27.1%取得することを明らかにした後、株式市場・前場で上昇。
「今回の取得に続き、プーマ社に対し、1株あたり現金330ユーロ(約53000円)で買収を提案する」と、PPRは明らかにした。
PPRによる買収は、世界で指折りの規模を誇るスポーツ用品メーカーであり、独アディダス(Adidas)と米ナイキ(Nike)などのライバルとも言える同社に変革をもたらすことが予想される。
1990年代に、同社は経営危機に陥ったものの、昨年の売上高は24億ユーロ(約3842億円)を記録。さらに最近では、スポーツ界の名選手のスポンサーを務めている。
フランス人実業家フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)が経営する流通大手PPRは、持ち株会社独メイフェア(Mayfair Beteiligungsfondsgesellschaft)のヘルツ(Herz)家が所有するプーマ株27.1%を、買収することに合意している。
株式市場の前場では、独MDAX株式指数のプーマ株価は29.52ユーロ(約4643円)に上昇。1.11%上昇の10,589,04のMDAX株式指数で9.39%高い343.77ユーロ(約54883円)を記録した。
■買収提示額は約9000億円!
合計で172億3400万の株を所有するPPRだが、同社が提示したプーマ株は57億ユーロ(約9120億円)。しかしながら、最終的に提示された金額は53億ユーロ(約8480億5300万円)にとどまった。
PPRは年間179億ユーロ(約2兆8100億円)の売上を記録し、従業員数は7万8000人と流通業界最大の規模を誇る。
今年3月、PPRは現金10億ユーロ(約1570億円)以上を保持しており、他グループに入札するとすれば十分な運用資金を提供する用意ができている、と買収の計画を示唆していた。
すでに大きな波紋を呼ぶことが予想されている今回の買収は、「売上上昇と収益性の改善、さらには一株ごとの純利益といった面で、我が社に有益なものとなるだとう」と、PPRは声明の中で述べている。
■人事面の変化はなし
プーマ社は声明の中で、「財政的にも強力であり、国際的に活躍する一流企業」のサポートを得ることとなる今回の提案を喜んで受け入れる意向を述べている。
同社はさらに、「世界有数の流通大手であるPPRの位置づけ、一流ブランドの有力な製品ライン、そして流通ビジネスにおけるエキスパート的存在が有益なものとなり、PPRとのパートナーシップが最高のものとなることを確信している」と付け加えた。
また、同社はPPRが提示した買収値について、「PPRの提案は大変喜ばしいものであり、提示された330ユーロという値は公平だ」と、合意に満足している様子を述べた。
しかしながら、販売業者の中には、業界最大のPPRが提示する値段としては不十分だという意見もある。
フランクフルト(Frankhurt)を拠点にする販売業者は、「私たちは、一株330ユーロという値段がもう少し上がることを期待しています。」と述べる。
米系金融企業メリル・リンチ(Merrill Lynch)社のアナリストによると、現在交渉が進んでいる57億ユーロという金額が、プーマと並ぶ企業グループのものとあまり変わらないことから、PPRはその値を上げざるを得ない可能性が高いという。
また、PPRは今回の買収によって、人事削減が行われる予定はないとしている。「今回の取引において、人事面での変化は予定していません」と、PPR社のCEOを務めるピノー氏は述べた。
写真は11日、ドイツの地元経済紙の一面を飾るプーマ買収の記事。(c)AFP/TIMM SCHAMBERGER