「ユーチューブ禁止措置」継続、国王侮辱問題で - タイ
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【バンコク/タイ 10日 AFP】動画投稿サイト、「ユーチューブ(YouTube)」に国王の顔に落書きをした映像などが掲載された問題で、タイ政府は9日、この映像が削除されるまで国内からのアクセス遮断措置を継続すると発表した。
シティチャイ・ポーカイウドム(Sitthichai Pookaiyaudoom)情報通信技術相によると、前月末に「掲載」が発覚したあと、同サイトを傘下に置くグーグル(Google)に削除を求めたが、拒否されたという。映像は、プミポン・アドゥンヤデート国王(King Bhumibol Adulyadej)の画像の頭部に足が重なる「極めて不敬」な内容で、タイ政府は4日、同サイトへのアクセスを禁止した。
■対中国との対応の違いを非難
同相は9日、地元テレビの取材に対し、「国王を侮辱するような動画は、外国人には理解できないかもしれないが、タイの国民感情を著しく損ない、タイの文化を侮辱するものだ」と語った。さらに、「グーグルは、検閲は行わないとうたっておきながら、中国における検索結果の検閲には合意している。大国の言うことには耳を傾けるのか」と、ダブル・スタンダード(二重規範)を設けているグーグルを痛烈に批判した。
グーグルの中国版検索エンジン「Google.cn」は、2006年1月に公開された。公開にあたり、グーグルが中国政府による言論の自由の制限を受け入れ、検索結果を検閲することに合意したことが、物議をかもした。シティチャイ情報通信技術相は、「問題の動画が削除されるまで、とことん闘う。グーグルとも協議を重ねていく」と語った。
問題の映像のオリジナルは、すでに作成者が削除しているが、同様の映像が続々投稿されているという。9日朝には、関連の動画が約20本掲載された。大半は国王やタイ政府をからかう内容だが、言論の自由、検閲、文化的タブーなどを討論するユーチューブ・ユーザーの様子を映したものもある。
政府は前週末にも、政治に関する人気掲示板サイト「パンティップ・ドット・コム(Pantip.com)」を暫定的に閉鎖した。シティチャイ情報通信技術相は9日、同サイトには国の安全保障を脅かす内容や国王への侮辱が含まれていたためとし、「暴言ではなく、適切な言葉を用いた批判であれば、政府批判であろうと前政権への支持表明であろうと、われわれは容認する」とフォローした。
メディアの監視団体は、前年9月の軍事クーデター以来、政府による言論統制が加速しているとして、懸念を表明している。
写真はユーチューブのウェブサイト(2006年8月2日撮影)。(c)AFP/Samantha SIN
シティチャイ・ポーカイウドム(Sitthichai Pookaiyaudoom)情報通信技術相によると、前月末に「掲載」が発覚したあと、同サイトを傘下に置くグーグル(Google)に削除を求めたが、拒否されたという。映像は、プミポン・アドゥンヤデート国王(King Bhumibol Adulyadej)の画像の頭部に足が重なる「極めて不敬」な内容で、タイ政府は4日、同サイトへのアクセスを禁止した。
■対中国との対応の違いを非難
同相は9日、地元テレビの取材に対し、「国王を侮辱するような動画は、外国人には理解できないかもしれないが、タイの国民感情を著しく損ない、タイの文化を侮辱するものだ」と語った。さらに、「グーグルは、検閲は行わないとうたっておきながら、中国における検索結果の検閲には合意している。大国の言うことには耳を傾けるのか」と、ダブル・スタンダード(二重規範)を設けているグーグルを痛烈に批判した。
グーグルの中国版検索エンジン「Google.cn」は、2006年1月に公開された。公開にあたり、グーグルが中国政府による言論の自由の制限を受け入れ、検索結果を検閲することに合意したことが、物議をかもした。シティチャイ情報通信技術相は、「問題の動画が削除されるまで、とことん闘う。グーグルとも協議を重ねていく」と語った。
問題の映像のオリジナルは、すでに作成者が削除しているが、同様の映像が続々投稿されているという。9日朝には、関連の動画が約20本掲載された。大半は国王やタイ政府をからかう内容だが、言論の自由、検閲、文化的タブーなどを討論するユーチューブ・ユーザーの様子を映したものもある。
政府は前週末にも、政治に関する人気掲示板サイト「パンティップ・ドット・コム(Pantip.com)」を暫定的に閉鎖した。シティチャイ情報通信技術相は9日、同サイトには国の安全保障を脅かす内容や国王への侮辱が含まれていたためとし、「暴言ではなく、適切な言葉を用いた批判であれば、政府批判であろうと前政権への支持表明であろうと、われわれは容認する」とフォローした。
メディアの監視団体は、前年9月の軍事クーデター以来、政府による言論統制が加速しているとして、懸念を表明している。
写真はユーチューブのウェブサイト(2006年8月2日撮影)。(c)AFP/Samantha SIN