【バレンシア/スペイン 9日 AFP】サッカー、欧州チャンピオンズリーグ(Champions League)・決勝トーナメント準々決勝。バレンシア(Valencia)とのアウェーでの第2戦を翌10日に控えるチェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、記者会見を行った。

 ホームでの第1戦を1-1で引き分けているモウリーニョ監督は、疲労によりコンディションが落ちているディディエ・ドログバ(Didier Drogba)について「彼は代えのきかない選手の一人なので全ての試合で起用せざるを得ない。連戦になるがバレンシア戦でも勿論ピッチに立つことになる。ドログバは単なる点取り屋以上の存在で、(1-0で勝利した)7日のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦でもゴールこそなかったが、後半は素晴らしい活躍を見せていた。これまで文句のつけようがないシーズンを送っているドログバに休みなど存在しない。」と語り、バレンシア戦でも起用することを明らかにした。

 さらにモウリーニョ監督は「試合は0-0で始まり、そのまま終わればバレンシアが準決勝に進みチェルシーが敗退する。両チームはこの客観的な事実を基に試合を運ぶことになるだろう。チェルシーのことについてしか話すことはできないが、我々はバレンシア戦がグループリーグでの戦いのように勝ち点を得るためのものでなく、全てが決まる一戦だということを十分に理解している。つまり、我々は得点を奪い勝利する必要がある。1点でも数字上は勝利することが可能だが、複数のゴールを奪わなければならない。」と語り、この観点からもドログバに大きな期待を寄せていることを口にした。

 また、モウリーニョ監督は熱狂的なバレンシアのサポーターで溢れる敵地メスタージャ・スタジアム(Mestalla stadium)での戦いについて「プレッシャーが人の命を奪うことはないので、それは問題ではない。バレンシアのサポーターは力の限り声援を送るだろうが、ゴールを決めるのは彼らではない。」と語り、スタジアムに足を運ぶ約5000人のチェルシーのサポーターについては「異なる言語と文化を持つ者同士が一堂に会するこのまたとない機会を楽しんでもらいたい。我々はサポーターを誇りに思っている。バレンシアのサポーターには何の問題もなく終わったスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge stadium)での第1戦のようなポジティブな雰囲気を作ってもらいたい。」と語り、先週立て続けに起こった欧州チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント準々決勝、ASローマ(AS Roma)vsマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との第1戦と、UEFA杯(UEFA Cup)・準々決勝、セビージャ(Sevilla)vsトッテナムとの第1戦での警官隊とサポーターの衝突について言及し、冷静な対応を求めた。

 写真は、記者の質問に答えるモウリーニョ監督。(c)AFP/CARL DE SOUZA