『イランの悪いのイメージを無くしたい』 米国で活動するイラン人ロックバンド「Hypernova」 - 米国
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【ニューヨーク/米国 9日 AFP】2日、インドの首都テヘランからやって来たイラン人のロックグループHypernovaが、ニューヨーク・マンハッタンのロワーイーストサイドのクラブで、念願のライブを行った。
ニューヨークのクラブ界隈で日頃から演奏している若手インディーズロックバンドとは一味違い、Hypernovaはイラン・イスラム共和国からはるばるやって来たバンドだ。
有名になるためにニューヨークへやって来た、何百ものパンクバンドにありがちなのは、派手な長髪に破けたジーンズ姿。そして時には罵り言葉で歌い、アンプからは激しいアンダーグラウンド・サウンドや金切り声が鳴り響くのが常だが、Hypernovaは若手ロックバンドにしては意外にも行儀がよく、ハキハキと話をする。
テヘランにいた時は、洋楽が公的に禁止されていたため、彼らは勢いを抑え、慎重に活動していた。
米国のソーシャルネットワーキングサービスの一つ、マイスペース(MySpace)は「イランでロックが出来ないなんて」というスローガンを掲げ、人気ロックバンド、ラモンズ(The Ramones)やアークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys) やフランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)などの曲が、イランでも反響を呼んでいることを例に挙げている。
「ところが実際は、ラインナップの20曲は全て英語で歌ってます。」幼い頃の数年間を米国で過ごしたバンドのリーダーRaam(26)は、完璧な英語で語った。
「母語のペルシア語は、詩的過ぎてロックには向かないんです。」と彼は言う。
来月はアメリカで出来るだけ沢山のライブをしたいとのことだ。
「僕達はライブが病みつきになってます。上下に飛び跳ねるみんなのエネルギーを生で感じられるから。」そう語るRaamは、作曲とリードヴォーカルを担当している。
「ビザを手に入れるのに長い時間が掛かったが、やっとバンドにとって素晴らしい瞬間が訪れました。ニューヨークでライブをするのが、ずっと夢だったんです。出身がどこであっても、ミュージシャンならみんなきっと、いつかニューヨークでライブをしたいと夢見ているはずです。」
イランのミュージック・シーンは皆が思う程制約されてはいないと言う。
「イランには法律があって、僕達は洋楽がどんなに悪いものか、いつも聞かされていました。でもこの法律は全く強制はされません。」
「イラクでも、ミュージック・シーンは素晴らしいですよ。ヒップ・ホップからへヴィ・メタル、パンク・ロックまで、受け入れられています。」
先月渡米したばかりで、まだどこまで売れるかはっきりわからないにもかかわらず、米国中からライブとファーストアルバム作成の依頼がきている。
彼らは「大使」として、イランについての誤解を解きたいと願っている。「自分達が良いイメージを与えて、典型的なイランの悪いのイメージを無くしたい。」とRaamは語る。
「米国のテレビ番組を見ると、イランの人々はいつも『死んで大魔王のもとへ行け!』と叫んでいるかの様で、イランの日常について誤解を招いてしまいます。本当はそうではありません。イランでは若者を筆頭に大抵の人が、世界中の他のみんなと変わらず、楽しく過ごしています。」と彼は続ける。
「僕達と同世代のみんなは世界中同じようなことをして楽しんでいるんです。それを伝えるのがこの渡米の一番のポイントだと思っています。僕達がライブをするのが一番の証明になると思います。お金を儲けたり契約を結ぶためだけにやって来たのではありません。」
「ニューヨークは素晴らしい。本当にスゴイ!テヘランもこんな感じですが、夜は寝静まってす。ここは眠らない街ですね。」
メンバーのうち最年少であるリードギターのKodi(17)は、パスポートを持っていないために米国ツアーを断念したメンバーの変わって、このバンドに入ったばかり。ドラムのKami(26)とベースのJam(26)は長年Raamと一緒にやってきたメンバーだ。
「他のロックバンドの様に、ホテルの部屋に文句をつけたり、ステージでギターを粉砕するようになるか?」という質問に対しては、自分達がどのくらい成功するかによる。余裕が出てきたらそういうことをやり兼ねないけれど、やったとたんに売れなくなるでしょうね。」とRaamは言う。
写真は、ライブで演奏する(左から)ギターのKodi、ギター・ヴォーカルのRaam、ドラムのKami、ベースのJam。(c)AFP/Stan HONDA
ニューヨークのクラブ界隈で日頃から演奏している若手インディーズロックバンドとは一味違い、Hypernovaはイラン・イスラム共和国からはるばるやって来たバンドだ。
有名になるためにニューヨークへやって来た、何百ものパンクバンドにありがちなのは、派手な長髪に破けたジーンズ姿。そして時には罵り言葉で歌い、アンプからは激しいアンダーグラウンド・サウンドや金切り声が鳴り響くのが常だが、Hypernovaは若手ロックバンドにしては意外にも行儀がよく、ハキハキと話をする。
テヘランにいた時は、洋楽が公的に禁止されていたため、彼らは勢いを抑え、慎重に活動していた。
米国のソーシャルネットワーキングサービスの一つ、マイスペース(MySpace)は「イランでロックが出来ないなんて」というスローガンを掲げ、人気ロックバンド、ラモンズ(The Ramones)やアークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys) やフランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)などの曲が、イランでも反響を呼んでいることを例に挙げている。
「ところが実際は、ラインナップの20曲は全て英語で歌ってます。」幼い頃の数年間を米国で過ごしたバンドのリーダーRaam(26)は、完璧な英語で語った。
「母語のペルシア語は、詩的過ぎてロックには向かないんです。」と彼は言う。
来月はアメリカで出来るだけ沢山のライブをしたいとのことだ。
「僕達はライブが病みつきになってます。上下に飛び跳ねるみんなのエネルギーを生で感じられるから。」そう語るRaamは、作曲とリードヴォーカルを担当している。
「ビザを手に入れるのに長い時間が掛かったが、やっとバンドにとって素晴らしい瞬間が訪れました。ニューヨークでライブをするのが、ずっと夢だったんです。出身がどこであっても、ミュージシャンならみんなきっと、いつかニューヨークでライブをしたいと夢見ているはずです。」
イランのミュージック・シーンは皆が思う程制約されてはいないと言う。
「イランには法律があって、僕達は洋楽がどんなに悪いものか、いつも聞かされていました。でもこの法律は全く強制はされません。」
「イラクでも、ミュージック・シーンは素晴らしいですよ。ヒップ・ホップからへヴィ・メタル、パンク・ロックまで、受け入れられています。」
先月渡米したばかりで、まだどこまで売れるかはっきりわからないにもかかわらず、米国中からライブとファーストアルバム作成の依頼がきている。
彼らは「大使」として、イランについての誤解を解きたいと願っている。「自分達が良いイメージを与えて、典型的なイランの悪いのイメージを無くしたい。」とRaamは語る。
「米国のテレビ番組を見ると、イランの人々はいつも『死んで大魔王のもとへ行け!』と叫んでいるかの様で、イランの日常について誤解を招いてしまいます。本当はそうではありません。イランでは若者を筆頭に大抵の人が、世界中の他のみんなと変わらず、楽しく過ごしています。」と彼は続ける。
「僕達と同世代のみんなは世界中同じようなことをして楽しんでいるんです。それを伝えるのがこの渡米の一番のポイントだと思っています。僕達がライブをするのが一番の証明になると思います。お金を儲けたり契約を結ぶためだけにやって来たのではありません。」
「ニューヨークは素晴らしい。本当にスゴイ!テヘランもこんな感じですが、夜は寝静まってす。ここは眠らない街ですね。」
メンバーのうち最年少であるリードギターのKodi(17)は、パスポートを持っていないために米国ツアーを断念したメンバーの変わって、このバンドに入ったばかり。ドラムのKami(26)とベースのJam(26)は長年Raamと一緒にやってきたメンバーだ。
「他のロックバンドの様に、ホテルの部屋に文句をつけたり、ステージでギターを粉砕するようになるか?」という質問に対しては、自分達がどのくらい成功するかによる。余裕が出てきたらそういうことをやり兼ねないけれど、やったとたんに売れなくなるでしょうね。」とRaamは言う。
写真は、ライブで演奏する(左から)ギターのKodi、ギター・ヴォーカルのRaam、ドラムのKami、ベースのJam。(c)AFP/Stan HONDA