【北京/中国 5日 AFP】香港を拠点にするテレビ局フェニックス・テレビ(Phoenix TV)が、ゲイの司会を迎え、中国史上初という宣伝文句で、ゲイ専門番組を、同局のウェブサイト上で木曜日に初放送する。

 同ウェブサイトで発表された内容によれば、「Tong Xing Xiang Lian(英題:Gay Connections)」と題されたこの番組は、全12回に渡り、同局のサイトPhoenixtv.com及びChinese portals Sina.com、QQ.com、Mop.comで公開されるとのこと。

 番組の司会を務めるのは、フランスで学び、中国におけるエイズ啓発運動にも参加していたDidier Zheng。番組の前半ではゲイ問題の議論などが行なわれ、後半はゲイのユーザー向けに、他のユーザーと知り合うためのフォーラムとして使われる予定。

 同番組のプロデューサーは、特にコメントを出してはいない。

 中国のゲイ人口は推定数千万人だと言われているが、伝統的な保守主義及びゲイに対する共産主義者の偏見などのために、同性愛はこの国では以前タブーとされている。2001年までは、精神疾患のリストにも挙げられていた。

 それでも、現在の政府のゲイに対する態度は、幾分和らいでいる。昨年は、同国トップクラスの大学が、中国人男性間における同性愛行為をテーマにしたレポートを発表しており、さらには政府が、北京でのゲイによるチャットサイトを公式に認可したという例もある。

 しかし、依然として同性愛に対して敏感な当局は、海外の同様なサイトへのアクセスは禁止している。

 写真は、政府に対し抗議するゲイ権利グループの一団。プラカードには、「政府はゲイを侮辱する動きを助長しており、またゲイには治療が必要だと考えている」と書かれている。(2006年12月1日撮影)(c)AFP/MIKE CLARKE