【東京 5日 AFP】海上自衛官によってイージス艦の機密情報が持ち出されたとされる問題で防衛省は4日、情報を持ち出したと見られる海上自衛隊の二等海曹(33)の聴取を始めた。

 同自衛官の氏名は公表されていないが、国内メディアによると、海上自衛隊外への情報持ち出しについて本人は否定しているという。

 防衛省は、神奈川県警と海上自衛隊の警務隊が共同捜査を実施中と発表したが、詳細は明らかにしていない。時事通信社共同通信社によると、捜査班は海自一般職員の手に機密情報が渡った経緯を調査しているという。

 警察当局は既に、二等海曹と中国出身の妻(33)の自宅から、イージス艦のレーダーやミサイルシステム、イージスシステムを装備した護衛艦などに関する情報入りのハードディスクを発見、押収している。

 イージス艦はレーダーなど最先端の装備を持つ米国製の艦船で、海上自衛隊では5隻を配備。同時に10か所の標的にミサイルを発射する能力を持つ。

 写真は、相模湾沖で行われた観艦式で、艦隊を先導する護衛艦「くらま」(2006年10月22日撮影)。(c)AFP/KAZUHIRO NOGI