【リズボン/ポルトガル 31日 AFP】非営利団体でインターネット・ドメインの国際的な調整・管理をするInternet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)は30日、ポルノサイト(成人向けホームページ)用に専用ドメインを作り、その末尾にxxxを付ける案に反対する決定を下した。

 ICANNは、.xxxを使ったドメインが青少年ら「感受性の強いユーザー」を守る問題を解決するものではないとの判断を示した。

 役員会議の後に公表された声明は、「ICANNはコンテンツと品行の関わる問題に責任を持って対処する」と述べている。

 「この決定は、あらゆる議論についての注意深い考察と考慮の末に決定されたもの」であり、「役員の過半数はこの提案を取り上げない意思を提示した」とICANNのVint Cerf会長は述べた。

 xxxを使ったドメインを新設する議案は米国のマーク・プライヤー(Mark Pryor)上院議員(アーカンソー州選出、民主党)とマックス・ボーカス(Max Baucus)上院議員(モンタナ州選出、民主党)が昨年提案したもので、現在広く使われる.gov、.com、.org、.net、.eduなどからポルノサイトの一掃を目指すもの。

 ボーカス議員は.xxxを導入することで、親がソフトウエアを使って子どもの成人コンテンツへのアクセスを防止することを可能にすると同時に、ユーザーが望まない成人コンテンツを偶然開くことも防げるとしている。

 ICANNの公式ホームページによると、ポルトガルの首都リズボン(Lisbon)で開催された会議には81か国から代表830人が集まった。Cerf会長はこの会議について、「ICANNにとって、非常に内容の濃い、問題意識をもった会議だった。より優れたナビゲーションとICANNの透明性と信頼性を向上させる新たな特徴を持つインターネットサイトの開発など、ICANNが進める最先端の分野での進展に役立つ」と話す。

 ICANNは1998年に創設され、本部をカリフォルニア(California.)州に置く非営利団体。.org、.museumなどのドメインや.ukなどのカントリーコードのおよび、さまざまなインターネット・プロトコルにおけるアドレスの調整・管理を行っている。次回第29回の公開会議は6月25日から29日にかけて米自治領プエルトリコの首都サンフアン(San Juan)で開催される。

 写真は、ポルノサイトの見る男性(2001年5月22日)。(c)AFP/Roslan RAHMAN