【ワシントンD.C./米国 31日 AFP】毒物混入の疑いがあるカナダ製のペットフードを食べたペットが死亡した事件を調査していた米食品医薬品局(Federal Drug Administration、FDA)は、問題のペットフードの原料から中国産の肥料が検出されたことを30日に、明らかにした。

 このペットフードは、カナダのペットフードメーカー、メニューフーズ(Menu Foods)社が製造・販売するもの。これまではペットフードに含まれていた毒物は、ネズミ駆除用の化学物質とされていた。

 FDA獣医薬センターのStephen Sundlof局長は同日、記者会見を開き、「メニューフーズのペットフードのサンプルからメラミン(Melamine)が検出された」と述べた。メラミンは肥料のほか、プラスチックの原料などにも使用される化学物質。同ペットフードの原料である、中国から輸入された小麦粉からもこの物質が検出されたという。

 Sundlof局長によると、コーネル(Cornell)大学の研究チームが、このペットフードの調査に参加し、死亡した猫の尿や腎臓からメラミンを検出したという。

 しかし、一方でSundlof局長は、「いかなる場合でもメラミンがペットフードに含まれることはありえない」と話し、「現時点では、メラミンが今回のペット死亡事件における原因かどうかは、まだ判明していないこと」と強調している。

 写真はワシントン動物救済センターで(Washington Animal Rescue League)、おもちゃで遊ぶネコ。(2006年10月24日撮影)(c)AFP/Nicholas KAMM