【ニューヨーク/米国 30日 AFP】アル・ゴア(Al Gore)元副大統領は、テレビを通して地球温暖化による脅威への世間の意識を高めたことが評価され、国際エミー賞(International Emmy Awards)を受賞することになった。

 国際テレビ芸術科学協会(International Academy of Television Arts & Sciences)は11月、ニューヨークで開催される同賞の授賞式で、ゴア氏に功労賞(Founders Award)を贈ることを声明文の中で伝えた。

 声明文では、「この賞は同氏の、ケーブル/衛星テレビ・チャンネルCurrent TVの創設と、現代の最も大きな試練の一つである地球温暖化に世界の目を向けさせた努力を表彰するものである」と評価されている。

 「功労賞は、文化的な相違を乗り越え、人類共通の博愛の精神に訴えかける個人や団体に贈られます」と、同協会の会長ブルース・ペイズナー(Bruce Paisner)氏は述べている。

ゴア氏は2005年に若者を対象にしたテレビネットワーク、Current TVを若者たちと共同設立した。ゴールデン番組や固定された番組表を持つ従来のテレビ局とは違い、Current TVは短時間の番組を多く放送するのが特徴。

 また、地球温暖化の脅威に焦点を当てたベストセラー、「An Inconvenient Truth(邦題:不都合な真実)」の著者でもあるゴア氏は、同書を基に制作したドキュメンタリー映画でアカデミー賞(Academy Awards)を受賞している。

 同作品の成功に伴う人気上昇で、ゴア氏が大統領選に出馬するのではないかという憶測が飛び交っているが、本人はその可能性については繰り返し否定をしている。

 
 世界最大の放送組織である国際テレビ芸術科学協会には、70余りの国に会員がおり、400を超える企業がメンバーになっている。

 写真は21日、エネルギー環境問題を扱う米下院委員会の合同公聴会で証言したアル・ゴア元副大統領。 (c)AFP/MANNIE GARCIA