【リュブリャナ/スロベニア 29日 AFP】国立動物研究所（National Veterinary Institute）は28日、今週初めに食肉処理された7歳の雌ウシを検査した際、「狂牛病」として知られる牛海綿状脳症（BSE）の疑いのある新たな個体を発見したと発表した。

「国立動物研究所はさらに検査を行い、結果は1週間後に出る予定」と同研究所は声明を出している。

　感染の疑いがあるこのウシは、リュブリャナ（Ljubljana）の北80キロメートルの小さな農場で産まれ、飼育されていた。同農場は、最終的な検査結果が出るまで封鎖される。

　今回の症例がBSEと確認されれば、2001年に国内初の症例が確認されてから7件目となる。

　写真は、スペインの農場で放牧される2頭のウシ（1月16日撮影）。(c)AFP/Desiree Martin