【ロンドン/英国 28日 AFP】英控訴院は28日、米国の人気作家ダン・ブラウン(Dan Brown)氏がベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード(The da Vinci Code)」の主要部分を盗作した事実はない、との裁定を下した。

 ブラウン氏が「ダ・ヴィンチ・コード」の主幹をなす節や着想を、別の著者の作品「レンヌ=ル=シャトーの謎-イエスの血脈と聖杯(The Holy Blood And The Holy Grail)」から盗作している、との告訴で、英高等裁判所では昨年4月、無罪を認定していた。

 高等裁判所の裁決を受け、「レンヌ=ル=シャトーの謎」の共著者であるマイケル・ベイジェント(Michael Baigent)氏とリチャード・リー(Richard Leigh)氏は控訴院に控訴していた。これまでの裁判費用は300万ポンド(約6億9000万円)と推測される。

「ダ・ヴィンチ・コード」は全世界で44か国語に翻訳、4000万冊以上を売り上げ、ブラウン氏を一躍、億万長者に仕立て上げた。

 28日の控訴審に、ブラウン氏自身は出廷しなかった。
 写真は、著者のダン・ブラウン氏(2006年2月27日撮影)。(c)AFP/CARL DE SOUZA