【東京 27日 AFP】報道によると、2週間前に野中ともよ会長が辞任し、粉飾決算疑惑が指摘されている三洋電機で、今度は社長も辞任する方向であることがわかった。

 読売新聞は、創業者一族の井植敏雅社長が4月1日付けで辞任すると報道。なお、情報源は明らかにしていない。同社広報は具体的なコメントを避けつつ、「この件については何も決定されていない」と述べた。

 三洋電機は近年、業績回復を目指したリストラの過程で、大規模な人員削減を行っている。前年、米証券大手のゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、大和証券SMBC三井住友銀行に対し26億ドル(約3000億円)の第三者割当による新株発行を行い、取締役9名のうち5名を金融機関から受け入れていた。

 読売新聞はまた、三洋電機の最大株主であるゴールドマン・サックスが、再建方針について井植社長と対立していたほか、調査が進行中の不正会計処理が行われた時期に副社長だった井植氏の責任を問う声も出ていたと報じている。

 写真は記者会見で語る井植社長(2006年5月18日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA