【コロンボ/スリランカ 26日 AFP】26日未明、コロンボ(Colombo)のバンダラナイケ(Bandaranaike)国際空港に隣接するKatunayake空軍基地で、反政府勢力タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)による空爆があり、少なくとも兵士2人が死亡、17人が負傷した。

 LTTEのRasiah Ilanthiriyan報道官はAFPに対し、同組織が爆撃機を使用した攻撃を行うのは今回が初めてだとして、襲撃を実行したことを認めた。

 地元住民は、最低でも4度の爆発音が空軍基地から聞こえたと話した。隣接するバンダラナイケ国際空港は念のため閉鎖された。離陸を待っていた搭乗客らが降機を求められたほか、空港に通じる道も封鎖され、警察が人々に引き返すよう指示。空港への電話もつながりにくくなっている。

 ただし空軍のAjantha Silva報道官によると、同国際空港に被害は出ていないという。外務省のRavinatha Aryasinha報道官も、国際空港は無傷で、間もなく再開すると述べた。

 写真は24日、東部の町アンパラ(Ampara)の病院で、死亡したLTTE兵士とみられる人物が身につけていた認識票(ドッグタッグ)を、同地のSriyani Wijewickrema判事(中央)に見せる警察官。(c)AFP