【石川 25日 AFP】気象庁の発表によると、25日朝9時42分、能登半島沖合を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生した。1人が死亡したほか、石川などで40人が重軽傷を負った。直後には津波注意報が発令されたが、のちに解除された。

 石川県警の広報官は、「地震による死者1人を確認した。死亡者の身元など詳細については分かっていない」と話している。

 NHKは、死亡したのが女性だったことと、40人前後が病院に搬送されたと報道している。

 NHKによると、現地警察には倒壊した建物の報告が数件寄せられているほか、地震の影響が大きかった地域では電話がかかりにくい状況となったという。

 気象庁は、能登半島の日本海に面した地域に地震警報を発令し、住民に高い場所への避難を勧告した。

 津波の第1波は地震から20分後、10センチの高さを観測したとNHKは発表したが、気象庁によると、津波の高さは高いところで50センチと見込まれていた。

 時事通信社によると、七尾市では地震の直後、火事と水道管の破裂が1件ずつ報告されたという。

 写真は、気象庁が発令した津波警報について説明する天気予報士(2007年1月13日撮影)(c)AFP/Toru YAMANAKA