ライス国務長官、中東歴訪を開始 - 米国
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【ワシントンD.C. 24日 AFP】コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官は23日、長期にわたって凍結状態にあるイスラエル・パレスチナ和平交渉を再活性化するため中東歴訪を開始した。
和平プロセスでかつて米国が頻繁に実施してきた「往復外交」の有効性を否定し続けたライス国務長官だが、今回の中東歴訪ではエジプトを皮切りに往復外交を繰り広げ、アラブ諸国に対して中東和平へのより積極的な関与を促すことに注力すると見られている。
■協議スケジュール
政府当局によると、ライス長官は最初の訪問地エジプト南部の都市アスワン(Aswan)で、親米派の穏健国エジプト、ヨルダン、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦(いわゆる「アラブ・カルテット」)の外相と会談を実施する。
その後、ヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)でマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)パレスチナ自治政府議長、エルサレム(Jerusalem)でエフド・オルメルト(Ehud Olmert)イスラエル首相とそれぞれ個別に協議し、アンマン(Amman)で開かれるヨルダンのアブドラ国王(King Abdullah II)との会談に向かう。
来週前半にはラマラとエルサレムへ戻り、再度会談を実施。ライス長官がアラブ諸国とイスラエルの間でこのような往復外交を実施するのは初めてだ。
■和平プロセス初期段階での協力が必要
イスラエル・パレスチナ問題を解決する方策についてライス国務長官は23日、「『パレスチナ国家が樹立されれば和解する用意がある』というのも結構だが、和平プロセス初期段階でアラブ・イスラエル側の和解が得られればパレスチナ国家樹立の手助けになるという点も重視すべき」と語り、問題の解決においては「根気と和平プロセス初期段階におけるアラブ・イスラエル側の歩み寄りが必要。プロセスの終盤でのみ協力しても不十分」との見解を示した。
■戦術転換の背景
米国の交渉戦術転換の背景には、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)に多数を占められた連立政権に欧米諸国の支持を受けるアッバス議長が加わって以来、米国の和平に向けた取り組みが難航しているという事情がある。
2006年末に打ち出された戦略では、ライス長官がアッバス議長の地位強化を図る目的で将来的なパレスチナ国家の概略をめぐる同議長とイスラエルの直接交渉を仲介し、ハマスとの派閥間抗争を生じさせている。
写真は21日、下院歳出委員会で証言を行うライス国務長官。(c)AFP/Karen BLEIER
和平プロセスでかつて米国が頻繁に実施してきた「往復外交」の有効性を否定し続けたライス国務長官だが、今回の中東歴訪ではエジプトを皮切りに往復外交を繰り広げ、アラブ諸国に対して中東和平へのより積極的な関与を促すことに注力すると見られている。
■協議スケジュール
政府当局によると、ライス長官は最初の訪問地エジプト南部の都市アスワン(Aswan)で、親米派の穏健国エジプト、ヨルダン、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦(いわゆる「アラブ・カルテット」)の外相と会談を実施する。
その後、ヨルダン川西岸(West Bank)のラマラ(Ramallah)でマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)パレスチナ自治政府議長、エルサレム(Jerusalem)でエフド・オルメルト(Ehud Olmert)イスラエル首相とそれぞれ個別に協議し、アンマン(Amman)で開かれるヨルダンのアブドラ国王(King Abdullah II)との会談に向かう。
来週前半にはラマラとエルサレムへ戻り、再度会談を実施。ライス長官がアラブ諸国とイスラエルの間でこのような往復外交を実施するのは初めてだ。
■和平プロセス初期段階での協力が必要
イスラエル・パレスチナ問題を解決する方策についてライス国務長官は23日、「『パレスチナ国家が樹立されれば和解する用意がある』というのも結構だが、和平プロセス初期段階でアラブ・イスラエル側の和解が得られればパレスチナ国家樹立の手助けになるという点も重視すべき」と語り、問題の解決においては「根気と和平プロセス初期段階におけるアラブ・イスラエル側の歩み寄りが必要。プロセスの終盤でのみ協力しても不十分」との見解を示した。
■戦術転換の背景
米国の交渉戦術転換の背景には、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)に多数を占められた連立政権に欧米諸国の支持を受けるアッバス議長が加わって以来、米国の和平に向けた取り組みが難航しているという事情がある。
2006年末に打ち出された戦略では、ライス長官がアッバス議長の地位強化を図る目的で将来的なパレスチナ国家の概略をめぐる同議長とイスラエルの直接交渉を仲介し、ハマスとの派閥間抗争を生じさせている。
写真は21日、下院歳出委員会で証言を行うライス国務長官。(c)AFP/Karen BLEIER