【テルアビブ/イスラエル 23日 AFP】サッカー、欧州選手権2008(Euro 2008)・予選グループE。翌24日にイスラエルとの試合を控えるイングランド代表のスティーヴ・マクラーレン(Steve McClaren)監督と主将のジョン・テリー(John Terry)が、テルアビブ近郊の都市ヘルツェリアで開かれた記者会見に出席した。

■選手へ警鐘を鳴らすマクラーレン監督

 予選突破に向けてイスラエル戦に臨む代表の選手たちに、通常以下のパフォーマンスは許されないと、マクラーレン監督は警鐘を鳴らした。

 2006年の10月に行われた予選のマケドニア戦を0-0の引き分けで終え、続くクロアチア戦でのは0-2で敗戦を喫し、予選グループ3位と甘んじているイングランド代表は、イスラエル戦を落とす事になれば、予選敗退が現実味を帯びてくる。イスラエル戦に勝利し、28日にバルセロナで行われるアンドラ戦に連勝すれば文字通りその不安からは少なくとも解き放たれ、マクラーレン監督は勝ち点6を携えて帰国することに自信を覗かせた。

 クロアチア戦と2月のスペイン戦の終了後にブーイング浴びせたサポーターに対してマクラーレン監督は「我々は何が待ち構えているか分かっていた、最近では話し合いを持っていたが、それも終わらせなければならない。ピッチで証明すべきことであり、明日必ずそれをしなければならない。予選とはポイントをいかに取るか。プレッシャーはあるし、感情的にもなってくるだろうが、やらなくてはならない。選手はファンの期待を分かっているし、ファンが誇れるようなパフォーマンスをしなくてはならない。」と頻繁に「time to deliver(すべき時)」という言葉を挟み、釈明の難しさを明かした。

■ジョン・テリー「もう何の言い訳も出来ない」

 また、会見に同席したチェルシー(Chelsea)に所属し主将を務めるテリーは、五か月前の乱雑なプレーに終わったクロアチア戦での敗戦から、燻っているものがあるという、「イングランド代表としての試合で負けると本当に悔しくて、上手く表現出来ない気持ちになる。ここから抜け出すのに圧し掛かってくるものはあるが、やれるだけのことをしなくはならない。もう何の言い訳も出来ない。」と語った。

■ハーグリーブスの復帰

 イスラエル戦には、9月に足を骨折して欠場していたオーウェン・ハーグリーブス(Owen Hargreves)が復帰を果たす。ハーグリーブスの復帰に関し「彼がチーム戻ってくるのは本当に重要な事、彼はチェルシーのマケレレ(Claude Makelele)と同じ役目があるんだ。フランク・ランパード(Frank Lampard)やスティーブンジェラード(Steven Gerrard)の後ろで黒子に徹するっていう。それに、センターバックのどちらかが攻め上がれば、その穴を埋めもしてくれる。」と主将は語り、ここ4試合のイングランドディフェンス陣に欠けていた堅固な守備の立て直しを期待している。

 中盤にハーグリーブスが復帰したことで、ランパードはチェルシーでのプレーと同様の攻め上がりが期待され、右サイドにはジェラード、左サイドには代表初スタメンとなるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のアーロン・レノン(Aaron Lennon)が入るだろう。

 前線には、アンドリュー・ジョンソン(Andrew Johnson)がウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)とコンビを組み、ディフェンスラインは怪我のギャリー・ネビル(Gary Neville)と出場停止のアシュリー・コール(Ashley Cole)を欠く中で、フィル・ネビル(Phil Neville)、リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)、テリー、ジェイミー・キャラガー(Jamie Carragher)が予想される。

 写真は、記者の質問に耳を傾けるマクラーレン監督。(c)AFP/CARL DE SOUZA