【シンガポール 23日 AFP】3月23日から10日間にわたり、シンガポール・ファッション・フェスティバル(Singapore Fashion Festival)が開かれる。年に一度、アジア有数のファッションの祭典として世界から注目されている。

■今年のテーマは“アジアン・ビューティー”

 イベントディレクターのサイモン・ロック(Simon Lock)氏は「今回のイベントでは“アジアン・ビューティー”という概念を提案しています。最近、多くのファッションブランドがアジア人モデルをキャンペーン広告に抜擢するようになりました。私達は、さらにそれを促進させていきたいのです」と語った。

■日本からは、冨永愛と杏が参加

 “アジアン・ビューティー”代表として、初日に開催される『ヴィヴィアン・タム(Vivienne Tam)』には日本人モデルの冨永愛(Ai Tominaga)が登場。最終日に開催される『マシュー・ウィリアムソン(Matthew Williamson)』のショーには杏(Anne)が登場する予定だ。他にも、話題のアジアンモデルたちが各国から集結する。

■アジアン・デザイナーが実力を発揮

 地元シンガポールからは16人のデザイナーが参加。他にも、インド・中国からデザイナーたちが集まり、ショーを行う。上海出身のルー・クン(Lu Kun)は、07/08年秋冬プレタポルテコレクションとオートクチュールコレクションを披露する予定。「昔はアジアにはクオリティの高いデザイナーがいないと考えられていましたが、今は違います。アジアにはラグジュアリーブランドや、才能溢れるデザイナーが確かに存在しているのです。この機会を活かし、私達が世界レベルに達したことをみなさんに見ていただきたいですね」とルー・クン。

■あの有名ブランドも新作を披露

 『ヴィヴィアン・タム(Vivienne Tam)』、『マシュー・ウィリアムソン(Matthew Williamson)』のほかには、『アイグナー(AIGNER)』や『マーク by マーク ジェイコブス(Marc by Marc Jacobs)』、『ジャンリュック アムスレール(Jean Luc Amsler)』といった有名ブランドが特別ショーを開催する。関係者のみならず買い物客たちも07/08年秋冬コレクションのプレビューを楽しむことができる。

 「インスピレーションに満ちたライフルタイル・イベントを通じて、消費者やメディア、ファッション関係者のみなさんの興味を持っていただければと思います」とプロジェクト・ディレクターの(Larissa Hazel)氏は語る。

■国外の消費者もターゲットに

 中国、インド、マレーシア、インドネシア、台湾、オーストラリアなどの近隣国から訪れる買い物客たちも、今回のフェスティバルのターゲットだ。特に、シンガポール経済に大きな影響を与える中国とインドから訪れる旅行者たちの関心を惹くことが重要とされている。昨年のファッション・フェスティバルには約10万人もの人が押し寄せ、期間中はファッション業界全体の売り上げが伸びたという。

写真は、23日に開催されたシンガポール・ファッション・フェスティバル記者会見に登場した冨永愛(c)AFP/ROSLAN RAHMAN