<ソマリア紛争>暫定政府軍、氏族、軍閥らと停戦合意 - ソマリア
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【モガディシオ/ソマリア 23日 AFP】ソマリア暫定政府を支援するエチオピア軍は、23日までに首都モガディシオ(Mogadishu)の有力氏族であるハウィエ(Hawiye)族との間で停戦協定を結んだ。同氏族の長老が23日に明らかにした。
この長老は、「現在の政治状況とモガディシオにおける戦闘の激化についてエチオピア軍の高官と協議した結果、停戦に合意した」と語った。停戦合意はソマリアの暫定政府軍に対しても有効だという。
一方、モガディシオのAFP記者によると、暫定政府軍とイスラム原理主義勢力「イスラム法廷連合」との戦闘が2日間続いた首都も、23日は落ち着きを取り戻しているという。この戦闘で少なくとも24人が死亡、数百人の負傷者が出ている模様だ。
しかし市民らの話によると、戦闘地域は立ち入り禁止となっているため、犠牲者数は相当数に上るとみられる。
このほかにもエチオピア軍は、抵抗を続ける一軍閥を率いるAbdi Hassan Awale (通称Qeybdid)との間で停戦協定が行われた事実を確認した。しかし、合意に達したかどうかは確認できていない。
エチオピア軍の支援を受ける暫定政府軍が1月末にソマリア中部と南部の広域をイスラム法廷連合から奪回したことを機に、残党勢力によるゲリラ戦攻撃が勃発し、多数の死傷者が出ている。Qeybdid筋によると、これはそれ以降、初の停戦合意になるという。
人口約822万8000人のソマリアは、1991年に当時のモハメド・シアド・バーレ(Mohamed Siad Barre)大統領を追放して以来、長期におよぶ内戦状態が続いていた。
写真は22日、弾薬を積んだトラックを護衛する暫定政府軍兵士ら。(c)AFP/JOSE CENDON
この長老は、「現在の政治状況とモガディシオにおける戦闘の激化についてエチオピア軍の高官と協議した結果、停戦に合意した」と語った。停戦合意はソマリアの暫定政府軍に対しても有効だという。
一方、モガディシオのAFP記者によると、暫定政府軍とイスラム原理主義勢力「イスラム法廷連合」との戦闘が2日間続いた首都も、23日は落ち着きを取り戻しているという。この戦闘で少なくとも24人が死亡、数百人の負傷者が出ている模様だ。
しかし市民らの話によると、戦闘地域は立ち入り禁止となっているため、犠牲者数は相当数に上るとみられる。
このほかにもエチオピア軍は、抵抗を続ける一軍閥を率いるAbdi Hassan Awale (通称Qeybdid)との間で停戦協定が行われた事実を確認した。しかし、合意に達したかどうかは確認できていない。
エチオピア軍の支援を受ける暫定政府軍が1月末にソマリア中部と南部の広域をイスラム法廷連合から奪回したことを機に、残党勢力によるゲリラ戦攻撃が勃発し、多数の死傷者が出ている。Qeybdid筋によると、これはそれ以降、初の停戦合意になるという。
人口約822万8000人のソマリアは、1991年に当時のモハメド・シアド・バーレ(Mohamed Siad Barre)大統領を追放して以来、長期におよぶ内戦状態が続いていた。
写真は22日、弾薬を積んだトラックを護衛する暫定政府軍兵士ら。(c)AFP/JOSE CENDON