【ストックホルム/スウェーデン 23日 AFP】スウェーデンの大型衣料品小売店『H&M』と歌手マドンナ(Madonna)のコラボレーションライン『M by Madonna for H&M』が22日に世界各国で発売開始となった。本社のあるストックホルムでは(Stockholm)、開店前から何百人もの人が店頭に列を成す大盛況。

■本拠地、スウェーデン

 ストックホルム中心部の大型店舗では、数分でラックから服が消えた。23歳のメイクアップ・アーティスト、Rosy Doadさんは「すごくトレンド感があるし、今回のコラボラインはすばらしい出来だわ。すごくマドンナらしいわよね」とコメント。19歳のミュージシャンAlex Eisensteinさんも「非常に洗練されていて、カジュアルだけどフォーマル、フェミニンだけど少しひねりが効いた服。マドンナみたいな強い女性にぴったりの服だと思います」と興奮気味に語った。

■ロンドン

 ロンドンのオックスフォード通りに位置する旗艦店では今回のコラボラインのための大規模な特設コーナーが設けられた。店内は、黒や白のドレスやトップスを手にした多くの若い女性で混み合っている。エンターテイメント関連会社に勤務する40歳のTJ Pursellさんは「私はマドンナの大ファン。どんなコレクションになるか心待ちにしていたのよ。彼女のファッションはいつも素晴らしいし、今回のコラボも最高ね」とコメント。


■パリ、スペイン、フィンランド

 しかし、他国では過去に『H&M』が展開したカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)やステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、ヴィクター&ロルフ(Viktor&Rolf)といったデザイナー・コラボ発売開始時のような熱狂的な盛り上がりはみられなかった。

 パリ・オスマン通りに位置するチェーン店では80人程度が列を成した。オープン後も、ラックに殺到する様子は無く、客達は皆落ち着いた様子でショッピングを楽しんでいた。『H&M』のライバルチェーン店『ザラ(Zara)』の本拠地スペインでも、店舗は通常並の混雑具合。マドンナのコラボラインが並ぶラック前にも人の姿はまばらだ。フィンランドのヘルシンキでも、様子は同じ。

■広報のコメント

 前回ほどの反応は見られなかったが、『M by Madonna for H&M』の売れ行きは好調。今回の成功も間違いないだろう。「みなさんからの評判も良いいですし、商品の売れ行きも非常に順調です」と『H&M』広報のJenni Tapper-Hoel氏はコメント。

■今回の内容は?

 マドンナ本人のイメージ通り『M by Madonna for H&M』には、クラシカル、フェミニン、セクシー、カジュアルといった様々な要素が濃縮されている。商品は、キモノ風ドレス、スキニーパンツ、ペンシルスカート、タイトフィットなブラウスなど約30種類の洋服と、ワイドベルトやハイヒールなどの10種類のアクセサリーで構成。シルクやカシミアといった上質の素材は黒、白、クリームなどのシンプルな色で展開される。価格はクロップドパンツが57ドル(約6700円)。ドレスが72ドル(約8500円)。ブラウスが86ドル(約1万円)。なお、今回のコラボラインは『M by Madonna for H&M』は、先日オープンした香港店で10日より先行発売されていた。

写真は2007年3月16日にロンドン市内で撮影された『H&M』の街頭広告。(c)AFP/SHAUN CURRY