【北京/中国 23日 AFP】新華社通信(Xinhua)の22日の報道によると、北部山西省(Shanxi)晋城(Jincheng)で違法操業していた炭鉱で18日夜、ガス爆発があり、20人が死亡、1人が行方不明者となった。遺体が発見された日時などは不明。

■違法操業中の炭鉱での事故、通報は民間人から

 この報道によると、救助当局に事故の通報があったのは発生からほぼ2日後だったという。炭鉱経営者が隠ぺい工作を図ったためで、犠牲者の拡大を招いたという。

 当局発表では、一般人から通報があり、初めてこの事故を知ったという。爆発事故との関連で、経営者を含む11人が逮捕された。

 当局は、労働環境の安全性の改善のため同炭鉱と近郊の炭鉱との合併を命じていたが、炭鉱経営者はこれを拒否し違法操業を続けていた。

■相次ぐ事故、「事故隠し」も横行か

 中国の炭鉱事情は世界でも最も劣悪なことで知られる。公式統計によれば、2006年だけで2845件の炭鉱事故があり、4746人の作業員らが犠牲となっている。

 しかし、民間の労働団体は、炭鉱経営者らが炭鉱閉鎖や罰金支払いを恐れ事故隠しを図るため、実際の犠牲者数は毎年2万人に上るとみている。

 写真は21日、山西省晋城の事故現場で、作業員の救助作業にあたる救助隊員。(c)AFP