【モスクワ/ロシア 23日 AFP】アエロフロート・ロシア航空(Aeroflot)は22日、エアバス(Airbus)の新長距離A350型旅客機22機の発注を正式に決定したと声明で発表した。

 アエロフロートが発注するのはA350XWB型旅客機で、2014年から2017年までの間に納入予定。

 旅客機の更新にあたり、アエロフロートの発注先としてはエアバス、ボーイング(Boeing)両社のいずれが選択されるかに注目が集まっていた。

 22日の契約文書への署名に先立ち、ワレリー・オクロフ(Valery Okulov)エアロフロート社長は、A350以外にA330型ジェット機も多数購入すると発表。A330はA350に先駆けてエアバスから納入されるという。

 米露両国の政治的な関係は最近冷え込んでおり、アエロフロートによる今回の決定はロシア政府がエアバスの親会社である欧州航空防衛宇宙会社(European Aeronautic Defence and Space Company、EADS)株の購入拡大意図を反映したものと見られる。

 ロシア政府は、国が管理する「外国貿易銀行(VTB)」を通じて全EADS株の5%から7%を取得済みで、同社に対する発言権を強める狙いがあると見られている。

 写真は、エアバスが公表したA350XWBのコンピューター画像(2006年7月17日提供)。(c)AFP/AIRBUS-HCSGM