【ロンドン/英国 22日 AFP】ポーランド出身のピアニスト、フレデリック・ショパン(Frederic Chopin)が1848年に行なった、自身最後となるツアーで使用したと見られるグランドピアノの所在が21日、明らかとなった。同ピアノを購入したというコレクターがAFPに語った。

 ショパンの友人であったピアノ職人Camille Pleyelが制作したとされる同ピアノは1988年、Alec Cobbe氏が、2千ポンド(約46万円)でディーラーから購入したという。Cobbe氏は、そのピアノがショパンが使用していたものと同型のものだとは知っていたが、実物だとは知らなかったという。ショパンの研究者であるJean-Jacques Eigeldinger氏がPleyelの台帳を調べ、シリアルナンバーを見つけ出して初めて、Cobbe氏はその事実を知ることとなった。

 「本当に驚きました。絶句でしたよ」とCobbe氏はAFPに語った。「Pleyel作のピアノは英国ではとても珍しいんです。1つ見つけるのに15年かかったんですよ。そしてその1つを買ってみたら・・・こんなことになるなんて!」

 同ピアノは現在、自然・史跡保護団体ナショナルトラスト(National Trust)が所有するロンドン南部のHatchlands Park内にあるCobbe Collectionで展示されている。
 
 写真は、1843年にピアノ職人のJohn Broadwoodが制作し、ショパンが最期に使用していたとされる(2005年2月15日撮影)。(c)AFP/ALAIN JOCARD