【ストックホルム/スウェーデン 22日 AFP】2006年にスウェーデン南部の個人宅から盗み出された、ノルウェー出身の画家エドヴァルト・ムンク(Edvard Munch)の木版画が、所有者のもとへ返還された。

 地元紙Kvaellspostenが21日に報じたところによると、緑の背景にそれぞれ黒い服と白い服を身にまとった2人の人間が描かれている「Towards the Forest」と題された同木版画は、1897年作で、400万クローナ(約6800万円)相当の価値があるという。

 警察当局Per Goeransson氏はこの返還に関し、「保険会社が、匿名の人物から受け取ったと述べた」とKvaellspostenに発表したという。

 さらに同紙によれば、作品の返還と引き替えに代価が支払われたという。その後、作品は所有者の息子たちのもとへ返された。当時の所有者は2006年5月、作品が盗まれてすぐに亡くなっている。

 写真はスイス、バーゼル(Basel)のバイエラー財団(Fondation Beyeler)で18日から7月15日まで開催されているエドヴァルト・ムンク展に展示されたムンクの「叫び(The Scream)」(2007年3月17日撮影)。(c)AFP/MICHELE LIMINA