グアンタナモで容疑者に鎮静剤投与疑惑、基地側は全面否定 - 米国
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【ワシントンD.C./米国 21日 AFP】キューバのグアンタナモ(Guantanamo)基地に収容されているオーストラリア国籍のデビッド・ヒックス(David Hicks)容疑者(31)が「基地内で鎮静剤を投与された」との問題について、同基地の報道官は20日、「事実無根」とするコメントを発表した。
グアンタナモ基地のRobert Durand報道官によると、査問委員会が開催された2月2日、同容疑者の弁護を担当しているMichael Mori少佐が「ヒックス容疑者が腹痛を訴えている」と医務官に訴えたため、軽い鎮静剤を混ぜた薬剤を「本人が同意の上で」投与した。したがって、「強制的に投与された」というのは明らかに間違いであると基地側は主張する。
Mori少佐はABCラジオの取材に対し、「ヒックス容疑者は、査問委員会に出廷する直前に、腹痛薬を与えられた。服用後に鎮静作用が起こり監房から連れ出され、誰かが自身に対する起訴内容について話していたということしか覚えておらず、何が起こっているのかまったく理解できなかった。この状態が24時間続いた」と述べた。
これについて、Durand報道官は、薬は液体制酸薬と軽度の麻酔薬を混ぜたもので、気分の高揚と鎮静を適度に招き、吐き気と痛みを抑える効果があるという。
同報道官は、軽い鎮静作用を持つベネドリル(Benadryl)も同時に服用させたことを明らかにした上で、「本人は翌日、腹痛が治まったと言ったが、副作用があったとは言っていなかった」と語った。さらに、「容疑者は起訴内容の説明を受けている際、次回はいつ腹痛薬をもらえるのかと聞いてきた。彼は、自分に何が起こっているかをはっきり理解しており、通常の会話のほか、特定の法廷用語の意味についても質問した」として、鎮静作用が起こったとする主張を真っ向から否定した。
ヒックス容疑者は、2001年末にアフガニスタンで拘束され、3月1日に「テロに対する物資支援」の罪で起訴された。審問は今月末に予定されている。
写真は、グアンタナモ基地の内部の様子(2006年12月5日撮影)。(c)AFP/Paul J. Richards
グアンタナモ基地のRobert Durand報道官によると、査問委員会が開催された2月2日、同容疑者の弁護を担当しているMichael Mori少佐が「ヒックス容疑者が腹痛を訴えている」と医務官に訴えたため、軽い鎮静剤を混ぜた薬剤を「本人が同意の上で」投与した。したがって、「強制的に投与された」というのは明らかに間違いであると基地側は主張する。
Mori少佐はABCラジオの取材に対し、「ヒックス容疑者は、査問委員会に出廷する直前に、腹痛薬を与えられた。服用後に鎮静作用が起こり監房から連れ出され、誰かが自身に対する起訴内容について話していたということしか覚えておらず、何が起こっているのかまったく理解できなかった。この状態が24時間続いた」と述べた。
これについて、Durand報道官は、薬は液体制酸薬と軽度の麻酔薬を混ぜたもので、気分の高揚と鎮静を適度に招き、吐き気と痛みを抑える効果があるという。
同報道官は、軽い鎮静作用を持つベネドリル(Benadryl)も同時に服用させたことを明らかにした上で、「本人は翌日、腹痛が治まったと言ったが、副作用があったとは言っていなかった」と語った。さらに、「容疑者は起訴内容の説明を受けている際、次回はいつ腹痛薬をもらえるのかと聞いてきた。彼は、自分に何が起こっているかをはっきり理解しており、通常の会話のほか、特定の法廷用語の意味についても質問した」として、鎮静作用が起こったとする主張を真っ向から否定した。
ヒックス容疑者は、2001年末にアフガニスタンで拘束され、3月1日に「テロに対する物資支援」の罪で起訴された。審問は今月末に予定されている。
写真は、グアンタナモ基地の内部の様子(2006年12月5日撮影)。(c)AFP/Paul J. Richards