【東京 19日 AFP】三洋電機は19日、野中ともよ会長の辞任を発表した。

 同社声明では辞任の理由を「一身上の理由」としているが、日本経済新聞など各メディアでは、野中氏が粉飾決算に関する徹底調査を訴えたが、取締役会などが拒絶したためと報じている。

 テレビ・アナウンサー出身の野中氏は、三洋電機のCEO(最高経営責任者)も兼任している。

 三洋電機は2月、証券取引等監視委員会が同社会計処理への調査を開始した後、2004年3月期以前の4事業年度分の単体決算を見直し、訂正する方向で検討すると発表した。

 粉飾決算疑惑に関する報道では、同社は2004年3月期の単体決算で、子会社の株価下落などによる損失約1900億円のうち大半の計上を見送ったとされた。

 写真は東京で記者会見する三洋電機の野中ともよ前会長(1月11日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA