【ロンドン/英国 17日 AFP】ロンドン博物館(Museum of London)で16日、1666年のロンドン大火をテーマにした展示会「London’s Burning; The Great Fire of London 1666」がオープニングを迎えた。

 目撃者の証言や焼失を逃れた当時の物品も展示される展示物には、鳥を炎から守ろうとエプロンに詰め込んだ女性が、それを炎のもととなる物を持った放火犯だと思い込んだ群集により襲われる様子を収めたものなどもある。

 また、火災の原因になったと考えられているオーブンの模造品や、ロンドンっ子が炎から救い出したピアノも展示されている。

 1666年9月2日に発生し、5日間にわたり続いたこの大火で亡くなった人こそそれほど多くはなかったが、ロンドン市内1万3200の家屋が被害に遭ったと言われている。同展示会は2009年末まで開催される予定。

 写真は、同展に展示された絵画で、ヤン・グリフィエール(Jan Griffier)が大火の様子を描いたもの。(c)AFP