【ニューヨーク/米国 15日 AFP】2月27日の上海市場の急落以来、米経済の先行き不透明さが加わって、市場は不安定が続いていた。15日の各国市場は軒並み反発。米住宅市場への不安が起因したともいわれる世界同時株安は終息に向かったとおもわれる。

■世界各地の株式指数は

 15日のニューヨーク市場は続伸。ダウ工業株30種平均(Dow Jones)は前日比26ドル28セント(0.22%)高の1万2159ドル68セント、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数(Nasdaq)は、6.96ポイント(0.29%)高の2378.70で終えた。スタンダード&プア-ズ総合500種指数(S&P)は、前日比5.11ポイント(0.37%)高の1392.28だった。

 これに先立って取引が終了した欧州市場やアジア市場でも、3日ぶりに株価が急反発した。

 英FTSE100種総合株価指数が前日比.21%高の6133.20ポイント、仏CAC40種平均指数は同1.77%高の5389.85ポイント、独DAX指数は同2.14%高の6585.61ポイントで引けた。

 東京株式市場は、日経平均株価が1.10%上昇。香港市場は0.70%、シドニー市場は1.98%、台湾市場は1.66%、韓国市場は1.39%と軒並み上昇した。

■アナリストたちの分析によると

 日本市場のアナリストらは、14日のダウ平均終値が1万2000を突破したことを投資家らが好感したと分析する。

 米証券DAダビッドソン(DA Davidson)のチーフ・マーケットストラテジスト、フレッド・ディクソン(Fred Dickson)氏は、「依然として市場は不安定が続くと予想されるが、最悪の局面からの修正は済んだのではないだろうか。徐々に買い安心感も広がり、投資家らも現行の相場を支持するだろう」と述べた。

 サブプライム(信用度の低い借り手への融資)市場での債務不履行増加による影響が懸念される米住宅市場の減速については、「所得が伸び悩んでいることのほうがより大きな問題」として、とりあえず先送りされたとの見方を示した。

 英証券仲買業サクデン(Sucden)のマーケットアナリスト、Michael Davies氏は、「ここ最近の市場は投げ売り状態だった。全面安となったことで投資家が買いに走った」と話した。

写真はニューヨーク証券取引所。(2007年1日28日撮影)(c)AFP/Stan HONDA