【メリダ/メキシコ 15日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は14日、連邦検察官を政治的理由で解任したとして米国内で非難されているアルベルト・ゴンザレス(Alberto Gonzales)司法長官を擁護する姿勢を示した。一方で同大統領は、ゴンザレス長官自身が認める「判断ミス」については「望ましくない」との見方を示している。

 ゴンザレス長官は、司法省が連邦検察官の解任について米議会に十分な情報提供を行わなかった可能性があると示唆していた。

 南米歴訪の最終地メキシコでブッシュ大統領は、自身がゴンザレス司法長官に連邦検察官の解任を指示したのではないかとする疑惑については否定。同時に検察官らは政治的理由で解任されたわけではないと明言した。

 米国内では同検察官らの解任について、職務上のものでなく政治的理由に基づいた措置だったのではないか、との論争が高まっている。

 これを受けてブッシュ大統領は、複数の上院議員から解任対象となった連邦検察官に関する苦情を聞き、前年末にゴンザレス長官に判断を委ねたことを明らかにしていた。

 写真は米国、ワシントンD.C.の司法省で13日、記者会見に臨むゴンザレス米司法長官。(c)AFP/Getty Images/Mark Wilson