【メルボルン/オーストラリア 14日 AFP】オーストラリアの水泳・中長距離の王者グラント・ハケット(Grant Hackett)は、彼自身4度目の五輪出場となる北京五輪後も、実績を更に積み上げて行く事を望んでいると地元紙が14日付けで伝えた。

 17日に開幕する第12回世界水泳選手権(12th World Swimming Championships)に出場を予定しているにも関わらず、大会が行われるメルボルンに入ってから調子を崩し、調整に失敗した事を明らかにしたハケットだが、「僕は北京五輪が終わった後の事も意識しながら泳いでいるんだ。今の状況は北京五輪での自分の泳ぎに良い意味で影響するだろうし、そして自分にとって更なる飛躍への起爆剤になると思っている」と語り、来年の北京五輪、更には2012年のロンドン五輪に照準を定めながら調整している事を地元紙に明かした。

 また、自由形1500メートルでは10年以上無敗を誇る26歳のハケットは、ロシアのユーリ・プリルコフ(Yuri Prilukov)、米国のラーセン・ジェンセン(Larsen Jensen)、英国のデビット・デイビス(David Davies)などの強豪と対戦する事に対し「今大会のように強豪選手が揃えば、逆に気楽になれるよ。みんな僕の勝利を望んでいるかもしれないけれど、観客はこれまでの大会とは比べ物にはならない程の接戦になる事を分かっているはずだ」と語り、自身5度目の世界タイトル獲得へ向けて抱負を述べた。

 写真は、第11回世界水泳選手権(11th World Swimming Championships)、男子1500メートル・自由形決勝を制し、観衆からの声援に応えるハケット(2005年7月31日撮影)。(c)AFP/STAN HONDA