ローマ法王とロシア大統領と初会談、東西教会の和解進展か - バチカン
発信地:その他
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【バチカン 14日 AFP】ローマ・カトリック教会(Roman Catholic Church)とロシア正教会(Russian Orthodox Church)の関係に改善の兆しが見られる中、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領とローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)がバチカン(Vatican)で13日、初の会談が行われた。
会談は法王の住居であるバチカン宮殿(Apostolic Palace)で行われた。会話は法王の母国語であり、プーチン大統領も旧東ドイツに駐在経験があることから、ドイツ語で行われた。会談後にバチカン当局が発表した声明によると、会談は和やかな雰囲気の中、「非常に前向き」に行われたという。
■ささやかれるプーチン大統領の「政治的事情」
プーチン大統領は、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相を伴ってローマ法王を訪れた。ロシア正教会と近い関係にあるプーチン大統領にとって、東西教会の和解は関心の高い問題となっている。
ロシアの新聞Nezavisimaya Gazeta紙は13日、事情に詳しい関係者の談話として、「プーチン大統領は『東西教会の対話を開始した人物』として歴史に名前を残したいのだ」と報じている。
モスクワのロシア正教会当局も13日の会談について、「これは教派間ではなく、国家間の話し合いだ」と強調。「プーチン大統領は両教会の調停役となることはない」との見解を示している。
■期待されるローマ法王とモスクワ総主教の会談
ローマ・カトリック教会とロシア正教会は長年にわたり対立関係にあり、ロシア正教会のモスクワ総主教アレクセイ2世2世(Alexei II)とベネディクト16世との会談も延期されたままとなっている。
バチカン当局は会談に先立ち、「今回のプーチン大統領の訪問には大きな意義があり、両教会の対話進展の可能性もある」とのコメントを発表した。また、モスクワ駐在のAntonio Menniniバチカン特使はイタリアのカトリック司教新聞Avvenire紙の取材に応じて、「両教会の関係に進展があった」とも述べている。
ロシア正教会の指導者らは、ソビエト政権の崩壊後、カトリックの宣教師らがロシア人を改宗させる活動をしているとして、これまでカトリック教会を繰り返し非難してきた。また、両教会の間には、ウクライナ地方の教会所有地をめぐる問題もある。しかし、当時の法王がロシア正教会のイコン「カザンの聖母(Our Lady of Kazan)」をロシアに返還。以降、これをきっかけに両教会の間で和解の兆しが見られている。
写真はバチカン市国で同日、プーチン大統領と会談するベネディクト16世。(c)AFP/ANDREW MEDICHINI
会談は法王の住居であるバチカン宮殿(Apostolic Palace)で行われた。会話は法王の母国語であり、プーチン大統領も旧東ドイツに駐在経験があることから、ドイツ語で行われた。会談後にバチカン当局が発表した声明によると、会談は和やかな雰囲気の中、「非常に前向き」に行われたという。
■ささやかれるプーチン大統領の「政治的事情」
プーチン大統領は、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)露外相を伴ってローマ法王を訪れた。ロシア正教会と近い関係にあるプーチン大統領にとって、東西教会の和解は関心の高い問題となっている。
ロシアの新聞Nezavisimaya Gazeta紙は13日、事情に詳しい関係者の談話として、「プーチン大統領は『東西教会の対話を開始した人物』として歴史に名前を残したいのだ」と報じている。
モスクワのロシア正教会当局も13日の会談について、「これは教派間ではなく、国家間の話し合いだ」と強調。「プーチン大統領は両教会の調停役となることはない」との見解を示している。
■期待されるローマ法王とモスクワ総主教の会談
ローマ・カトリック教会とロシア正教会は長年にわたり対立関係にあり、ロシア正教会のモスクワ総主教アレクセイ2世2世(Alexei II)とベネディクト16世との会談も延期されたままとなっている。
バチカン当局は会談に先立ち、「今回のプーチン大統領の訪問には大きな意義があり、両教会の対話進展の可能性もある」とのコメントを発表した。また、モスクワ駐在のAntonio Menniniバチカン特使はイタリアのカトリック司教新聞Avvenire紙の取材に応じて、「両教会の関係に進展があった」とも述べている。
ロシア正教会の指導者らは、ソビエト政権の崩壊後、カトリックの宣教師らがロシア人を改宗させる活動をしているとして、これまでカトリック教会を繰り返し非難してきた。また、両教会の間には、ウクライナ地方の教会所有地をめぐる問題もある。しかし、当時の法王がロシア正教会のイコン「カザンの聖母(Our Lady of Kazan)」をロシアに返還。以降、これをきっかけに両教会の間で和解の兆しが見られている。
写真はバチカン市国で同日、プーチン大統領と会談するベネディクト16世。(c)AFP/ANDREW MEDICHINI