【シンガポール 13日 AFP】FOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)会長が、シンガポールでのF1グランプリ開催権の獲得を目指す地元の有力者と会談を行ったと地元紙ストレーツ・タイムズ(Straits Times)紙が報じた。

 ストレーツ・タイムズ紙は、F1・2007年シーズン開幕戦・オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2007)の開幕を16日に控え、ロンドンからメルボルン入りする経由地として12日にシンガポールに到着したエクレストン会長は、同地でのグランプリ開催について「そのことについては言及しないが、私はそのためにこの地を訪れている。」と語ったと報じ、さらに同日にはグランプリ開催権の確保を目指す有力者の一人であるホテル・不動産王の王明星(Ong Beng Seng)氏とエクレストン会長が会食を行ったと報じている。

 シンガポール政府は先日F1グランプリの開催について「非常に注目している」とコメントを寄せ、S・イスワラン(S. Iswaran)貿易産業担当国務大臣は議会の場で「F1は世界最高峰のモータースポーツであり、五輪やサッカーのW杯に次ぐ視聴者数を誇る。」と述べるなど、その関心を隠そうとしていない。

 また、2年前にはシンガポール建国の祖であるリー・クアン・ユー(Lee Kuan Yew)元首相が地元経済に莫大な利益を生むF1コースを建設しなかったことを後悔する発言をするなど、以前からシンガポールはF1グランプリ開催に大きな興味を示していた。

 写真は、市内のホテルに到着するエクレストン会長。(c)AFP/STRAITS TIMES/Lim Wui Liang