イラク・アフガニスタン帰還兵の4分の1に精神的障害 - 米国
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【シカゴ/米国 13日 AFP】アフガニスタンやイラクから帰還した退役軍人のうち、4分の1が精神的障害と診断されたことが、最近の研究報告で明らかになった。精神的障害に家庭内暴力を含めた場合、同帰還兵の31%が精神的障害を患っている統計結果になるという。
この研究を行ったのは、サンフランシスコ復員軍人医療センターの医師であるKaren Seal博士率いる研究チーム。研究報告は12日発行の米国医学会(American Medical Association)の機関誌「Archives of Internal Medicine」に掲載された。
■帰還兵人10万3788人のデータを分析
同研究チームは、2001年9月30日から2005年9月30日までの間に復員軍人医療センターを訪れたイラクおよびアフガニスタンの帰還兵人10万3788人のデータを分析調査した。
その結果、帰還兵の29%が復員軍人医療センターの医療施設を訪れ、その約4分の1が精神的障害と診断されたことが分かった。見つかった精神的障害のうち最も多いのは心的外傷後ストレス障害(PTSD)で、全体の13%を占めるという。2位以下には、不安障害、適応障害、うつ病、薬物乱用などが続く。
また、精神的障害と診断されたうち56%が複数の障害を患っていることが判明。これについてSeal博士は、「複数の精神的障害を患っている場合、正確な診断が困難になり治療も難しくなる」と指摘している。
兵士がこれらの精神的障害を患う原因として、従軍中にゲリラ戦において路上爆弾や簡易爆弾などの脅威に長期間さらされ、極度の緊張状態を強いられることが挙げられるという。兵士の中には何度も従軍し多くの外傷を負う者もいるが、負傷しても生き延びる確率が以前より高くなっていることも、その一因だとされている。
■兵士の精神的障害の発生率が上昇
最近、除隊になった兵士の精神的障害の発生率は、2006年に従軍していた兵士らに対する調査結果と比較して、極めて高い数値だという。
写真はワシントンD.C.にある Walter Reed陸軍医療センターで負傷のため治療を受けているイラクやイランの帰還兵らを訪問するジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領(2004年11月9日撮影)。(c)AFP/THE WHITE HOUSE/ERIC DRAPER
この研究を行ったのは、サンフランシスコ復員軍人医療センターの医師であるKaren Seal博士率いる研究チーム。研究報告は12日発行の米国医学会(American Medical Association)の機関誌「Archives of Internal Medicine」に掲載された。
■帰還兵人10万3788人のデータを分析
同研究チームは、2001年9月30日から2005年9月30日までの間に復員軍人医療センターを訪れたイラクおよびアフガニスタンの帰還兵人10万3788人のデータを分析調査した。
その結果、帰還兵の29%が復員軍人医療センターの医療施設を訪れ、その約4分の1が精神的障害と診断されたことが分かった。見つかった精神的障害のうち最も多いのは心的外傷後ストレス障害(PTSD)で、全体の13%を占めるという。2位以下には、不安障害、適応障害、うつ病、薬物乱用などが続く。
また、精神的障害と診断されたうち56%が複数の障害を患っていることが判明。これについてSeal博士は、「複数の精神的障害を患っている場合、正確な診断が困難になり治療も難しくなる」と指摘している。
兵士がこれらの精神的障害を患う原因として、従軍中にゲリラ戦において路上爆弾や簡易爆弾などの脅威に長期間さらされ、極度の緊張状態を強いられることが挙げられるという。兵士の中には何度も従軍し多くの外傷を負う者もいるが、負傷しても生き延びる確率が以前より高くなっていることも、その一因だとされている。
■兵士の精神的障害の発生率が上昇
最近、除隊になった兵士の精神的障害の発生率は、2006年に従軍していた兵士らに対する調査結果と比較して、極めて高い数値だという。
写真はワシントンD.C.にある Walter Reed陸軍医療センターで負傷のため治療を受けているイラクやイランの帰還兵らを訪問するジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領(2004年11月9日撮影)。(c)AFP/THE WHITE HOUSE/ERIC DRAPER