イラク安定化国際会議で、米とシリア、イランの直接対話はあるか - イラク
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【バグダッド/イラク 10日 AFP】イラク安定化のための国際会議が10日、バグダッドで開催される。ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相の要請で開かれるこの会議では、米国とは敵対関係にあるイラン、シリアの代表が、初めて米国と同席することになる。マリキ首相は、国連安保理には一層の支援を求めて行く一方で、隣国に対してはシーア派武装組織への支援を停止するよう要請する構えだ。
会議へのこのほか、国連安保理常任理事国の英国、中国、フランス、ロシアも参加する。さらにはアラブ連合(Arab League)やイスラム諸国会議機構(OIC)、親欧米派のエジプト、ヨルダン、クウェート、サウジアラビア、トルコなどが出席を予定している。
マリキ首相の顧問であるSami al-Askari氏はAFPの取材に対して、「近隣諸国には、イラクへの介入を停止し、シーア派武装組織の活動には圧力をかけるよう訴える」との考えを明らかにした。
2004年3月以降、シーア派武装組織が仕掛けた爆弾などの一連のテロ攻撃により、イラク駐留米軍は170人以上が死亡している。米軍はイランが武装組織などに武力供与を行っていると非難している。またシリアに対しても、スンニ派アラブ人過激派の越境を認め、イラク国内で活動するアルカイダ系武装グループへの加勢を許していると主張している。
しかし、一方でシーア派勢力が主導するイラク政府は、サウジアビアからスンニ派武装勢力への資金提供が行われていると非難している。
ジョージ・W・ブッシュ( George W. Bush)米大統領は以前から、「直接対話を行えば、イランは核開発における譲歩を引き出そうとはかり、シリアには再びレバノンへ関与させるだけだ」として、両国との直接交渉をかたくなに拒否していた。
今回の会議では米国とイラン、シリアの直接対話の可能性もあり、米国にとってひとつの政策転換となるのでは、とみられている。
写真は9日、バグダッドのチェックポイントの一つで、イラク兵と話をするマリキ首相(左)。(c)AFPO/Wathiq KHUZAIE
会議へのこのほか、国連安保理常任理事国の英国、中国、フランス、ロシアも参加する。さらにはアラブ連合(Arab League)やイスラム諸国会議機構(OIC)、親欧米派のエジプト、ヨルダン、クウェート、サウジアラビア、トルコなどが出席を予定している。
マリキ首相の顧問であるSami al-Askari氏はAFPの取材に対して、「近隣諸国には、イラクへの介入を停止し、シーア派武装組織の活動には圧力をかけるよう訴える」との考えを明らかにした。
2004年3月以降、シーア派武装組織が仕掛けた爆弾などの一連のテロ攻撃により、イラク駐留米軍は170人以上が死亡している。米軍はイランが武装組織などに武力供与を行っていると非難している。またシリアに対しても、スンニ派アラブ人過激派の越境を認め、イラク国内で活動するアルカイダ系武装グループへの加勢を許していると主張している。
しかし、一方でシーア派勢力が主導するイラク政府は、サウジアビアからスンニ派武装勢力への資金提供が行われていると非難している。
ジョージ・W・ブッシュ( George W. Bush)米大統領は以前から、「直接対話を行えば、イランは核開発における譲歩を引き出そうとはかり、シリアには再びレバノンへ関与させるだけだ」として、両国との直接交渉をかたくなに拒否していた。
今回の会議では米国とイラン、シリアの直接対話の可能性もあり、米国にとってひとつの政策転換となるのでは、とみられている。
写真は9日、バグダッドのチェックポイントの一つで、イラク兵と話をするマリキ首相(左)。(c)AFPO/Wathiq KHUZAIE