フォーブズの長者番付、ロシア人が多数 - ロシア
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【モスクワ/ロシア 10日 AFP】米フォーブズ(Forbes)誌の世界長者番付が発表された。今回はロシア人が53人ランクインし、総資産額は2820億ドルに達し、計55人がランクインしたドイツの2450億ドルを上回る結果となった。
ロシア国内での首位はまたしても英サッカーチーム、チェルシー(Chelsea)のオーナーで元石油業界の大物ロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏。推定資産は1870億ドルで、世界ランク16位につけた。
■物価上昇でロシアから19人がランクイン
10億ドル以上の億万長者は世界で946人。ロシアは現在の物価上昇で利益が膨らみ、新たに19人がランクインした。1月にフランスのCourchevelで売春のおとり捜査中に逮捕された鉄鋼界の大物Mikhail Prokhorov氏も38位にランクイン。スアル・ホールディング(SUAL Holding) 、スイスの鉱山大手グレンコア(Glencore)と合併しアルミ業界最大手となったロシア・アルミニウム(Russian Aluminum、Rusal)のオーナー Oleg Deripaska氏は40位につけた。
長者番付を監修したフォーブズ誌の編集者Luisa Kroll氏によると、ロシア人億万長者の成長の速さと年齢の若さが、欧州でも注目を集めていると指摘。
同氏いわく、「ロシア人億万長者の平均年齢は46歳。世界平均の62歳よりも16歳も若い」という。だが、ロシア国民の多くはいまだ苦しい生活を強いられているのが現状だ。ロシア正教会のKirill首都大司教は今週「国民が惨めな給料で生活しているというのに、富豪たちは自分の楽しみだけに巨額の金を使っている」と指摘した。
政府系の世論調査センターVTsIOMが2006年10月に実施した世論調査によると、新興財閥が政治を操作して利益を独占していると思うと答えた人は回答者全体のの67%。1990年代の民営化の混乱の中で生まれた多くの億万長者を目の当たりにした国民が、いまも長者に対して積年の恨みを抱いていることを浮き彫りにする結果となった。同調査センターは「大企業のトップ全員が資産を不正に生み出しているという意見が大半を占めた。有名な新興財閥ほど、そう疑われているようである」とコメントしている。
最も評判の悪い新興財閥は電気事業トップのAnatoly Chubais氏で、75%が悪印象を抱いている結果となった。石油大手ユコス(Yukos)の元社長で現在収監中のミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)受刑者と、プーチン批判を展開して英国に亡命している政商ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏がこれにつづいた。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は前月、ロシア人富豪2,30人を政府に召喚。天然資源に依存したロシア経済を改革することが目的だとして、批判を押さえた。
写真はロンドンのStamford Bridgeで行われたプレミアリーグの試合を観戦するアブラモビッチ氏(2006年9月17日撮影)。(c)AFP/ODD ANDERSEN
ロシア国内での首位はまたしても英サッカーチーム、チェルシー(Chelsea)のオーナーで元石油業界の大物ロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏。推定資産は1870億ドルで、世界ランク16位につけた。
■物価上昇でロシアから19人がランクイン
10億ドル以上の億万長者は世界で946人。ロシアは現在の物価上昇で利益が膨らみ、新たに19人がランクインした。1月にフランスのCourchevelで売春のおとり捜査中に逮捕された鉄鋼界の大物Mikhail Prokhorov氏も38位にランクイン。スアル・ホールディング(SUAL Holding) 、スイスの鉱山大手グレンコア(Glencore)と合併しアルミ業界最大手となったロシア・アルミニウム(Russian Aluminum、Rusal)のオーナー Oleg Deripaska氏は40位につけた。
長者番付を監修したフォーブズ誌の編集者Luisa Kroll氏によると、ロシア人億万長者の成長の速さと年齢の若さが、欧州でも注目を集めていると指摘。
同氏いわく、「ロシア人億万長者の平均年齢は46歳。世界平均の62歳よりも16歳も若い」という。だが、ロシア国民の多くはいまだ苦しい生活を強いられているのが現状だ。ロシア正教会のKirill首都大司教は今週「国民が惨めな給料で生活しているというのに、富豪たちは自分の楽しみだけに巨額の金を使っている」と指摘した。
政府系の世論調査センターVTsIOMが2006年10月に実施した世論調査によると、新興財閥が政治を操作して利益を独占していると思うと答えた人は回答者全体のの67%。1990年代の民営化の混乱の中で生まれた多くの億万長者を目の当たりにした国民が、いまも長者に対して積年の恨みを抱いていることを浮き彫りにする結果となった。同調査センターは「大企業のトップ全員が資産を不正に生み出しているという意見が大半を占めた。有名な新興財閥ほど、そう疑われているようである」とコメントしている。
最も評判の悪い新興財閥は電気事業トップのAnatoly Chubais氏で、75%が悪印象を抱いている結果となった。石油大手ユコス(Yukos)の元社長で現在収監中のミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)受刑者と、プーチン批判を展開して英国に亡命している政商ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)氏がこれにつづいた。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は前月、ロシア人富豪2,30人を政府に召喚。天然資源に依存したロシア経済を改革することが目的だとして、批判を押さえた。
写真はロンドンのStamford Bridgeで行われたプレミアリーグの試合を観戦するアブラモビッチ氏(2006年9月17日撮影)。(c)AFP/ODD ANDERSEN