【デンバー/米国 4日 AFP】NFL、ベテランQBのジェイク・プラマー(Jake Plummer)が引退を発表し、10年の現役生活にピリオドを打つことになった。

昨シーズン途中でデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)の先発QBの座を追われたプラマーは、3日にタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)へのトレードが成立していたが、先発QB争いを含むチーム再建に揺れるバッカニアーズに加わるよりも引退の道を選んだ。

プラマーは引退する事に対して「楽しさに満ちた波乱万丈の現役生活をサポートし続けてくれた家族と親友に感謝します。僕にとってフットボールは色んな意味で最高でした。健康で幸福のまま試合を去ることになると同時にこれからの将来に期待しています。私はこれまでに色んな経験を積んできましたから。」と語った。

ブロンコスに加入した1年目から3年連続でチームをプレーオフ進出に導いたプラマーだったが、06シーズンはパス獲得1994ヤード、11TDパス、13インターセプトでQBレーティング68.8と不振に陥り、シーズン途中でドラフト1巡目で加入したルーキーQBのジェイ・カトラー(Jay Cutler)に先発の座を奪われた。

プラマーは、04シーズンに自己最高となるパス獲得4089ヤード、27TDパスを記録するなど自身最高のシーズンを送った。続く05シーズンはチームを13勝3敗の成績でプレーオフに導くも、AFC決勝では2インターセプトを喫するなどプレーに精彩を欠いてピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)に敗退した。

1997年のNFLドラフトでアリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)から2巡目指名を受けたプラマーは、通算143試合に出場し、パス獲得29253ヤード、161TDパス、161INTの成績を残した。

写真は、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)戦でフィールドを去るプラマー(2006年11月23日、カンザスシティにて撮影)。(c)AFP/Getty Images Brian Bahr